かねてより設計してきた「鎌倉小町の家」が上棟しました。
社会情勢による品薄や物価上昇のさなか、何とか切り抜けてここまでたどり着けたことに安堵しています。
敷地は鶴岡八幡宮にほど近い風流な雰囲気の街区にあります。施主ご夫妻ともに茶人で、新しく建てるこの家は茶の稽古の場にもなります。
ですので、一風変わった家ではなく、界隈の雰囲気に溶け込みつつも荘重な趣をもつ佇まいにしたいと思いながら設計しました。
無事に上棟し、立ち現れた姿を見ながら、うまくいったかなと反芻。
じわじわと良さが滲み出る家になってほしいと願いつつ、鎌倉への現場通いが始まります。