我が家にCH47が届きました。ハンス・ウェグナーが1965年にデザインしたダイニング・チェアです。
ずっと使い続ける相棒のような椅子をどのようなものにするか、ずっと考えてきて最終的に選んだのがこれでした。ハンス・ウェグナーがデザインしたことそのものよりも、やはり椅子そのものの在り方が、ぼくにとってとても魅力的に思えたのでした。
シェーカー家具をベースにしたような朴訥としたデザインの雰囲気でありながら、その木の曲がり方などに優美さも感じられます。そしてとにかく、座面の幅が広くとってもゆったりと座れるのが気に入りました。通常のダイニングチェアに比べると、少し座面が沈んで感じられるのも、落ち着きがでてよいところ。
座面の材質はハンス・ウェグナーお馴染みのペーパーコードで、長年の間に擦り切れて張り替えの時期もくるでしょうが、しっかり手作業で張ってある感じが気持ちいい。
木の材質はオークのオイルフィニッシュ。即物的に飛び出た脚の上面も少し丸く削られていて、座りながら手のひらでぐりぐりと撫でたくなる感じが、愛着がわきそうです。
次第に黒ずんできて味がでてくるのを楽しみに、毎日使っていこうと思います。身の回りのものを、いかに愛着がもてるか、という尺度で選ぶと、日々の暮らしがぐっと楽しみを増すように思います。
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