平凡社「別冊 太陽」誌に、設計作品「大磯の平屋」を掲載いただいています。
特集タイトルは「小さな平屋に暮らす」。
名作住宅の論評あり、平屋でのスローライフの紹介あり、盛りだくさんで読み応えのある内容です。
ぼくの設計した「大磯の平屋」は、最近竣工した事例集として取り上げていただいていますが、先に挙げたような成熟した平屋住宅と見比べると、まだ庭も若い感じがします。
だんだんと緑のボリュームも増え、家と庭とが一体になっていくのかなあと想像すると、待ち遠しくなります(笑)
「小さな平屋」という言葉が指し示すイメージには、独特の趣きがあるように思います。
見栄や体裁から離れ、自分たちの暮らしのためだけに考えて造られた、ちょうどよい大きさの空間。
屋根が低く、軒が深く、守られたような安心感があります。
もうすぐ季節は梅雨。しとしとと降る雨が軒先から雫になって落ちてきます。
少し陰影の深くなった室内から、雨のしとしと音を聴きつつ、濡れて鮮やかになった緑を眺めつつ、安心な室内で過ごす時間はよいものだろうなあと思います。
別冊太陽 リンク http://www.heibonsha.co.jp/book/b601729.html
大磯の平屋 リンク http://www.ono-design.jp/works/ooisohiraya
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