一切を 赦して 入日に 雲四つ
スキー部(部員三名)念願の一泊スキー合宿を実現する。白馬は山独特の気まぐれな天候を垣間見せながらも三月としては贅沢すぎるほどの雪を用意してくれた。おっさん三人が夜は一升瓶片腕に学生気分で語り合い、昼はスキー教室さながらにノンストップで滑るのだから、なかなか侮れない部活動である。
ゲレンデと 春日と 仲間と 今生酒(こんじょうしゅ)
更新が滞っている。日常の雑事に追われてなかなか書けない。時間ができても書こうという気にならない。無理に言葉を捻ろうとすると、速やかに睡魔に襲われる。日々疲れているのでまたよく眠れる。なるほど、文芸とは漱石の言う「高等遊民」の業であって、とてもではないが世俗の塵芥に塗れた私などにかなうものではないのだろう。 そこで一句。困ったときは、一句に限る。
ぬくぬくと 縁(えん)に寝そべる 無学かな