た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

初秋一句

2016年08月30日 | 俳句

 

 

     一切を 赦して 入日に 雲四つ

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暑中お見舞い申し上げます

2016年08月11日 | 俳句

 

虫の音に  ふわり二度寝の  迎え盆

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春スキー

2016年03月24日 | 俳句

   スキー部(部員三名)念願の一泊スキー合宿を実現する。白馬は山独特の気まぐれな天候を垣間見せながらも三月としては贅沢すぎるほどの雪を用意してくれた。おっさん三人が夜は一升瓶片腕に学生気分で語り合い、昼はスキー教室さながらにノンストップで滑るのだから、なかなか侮れない部活動である。

 

               ゲレンデと   春日と   仲間と   今生酒(こんじょうしゅ)

 

  

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無芸

2016年02月12日 | 俳句

   更新が滞っている。日常の雑事に追われてなかなか書けない。時間ができても書こうという気にならない。無理に言葉を捻ろうとすると、速やかに睡魔に襲われる。日々疲れているのでまたよく眠れる。なるほど、文芸とは漱石の言う「高等遊民」の業であって、とてもではないが世俗の塵芥に塗れた私などにかなうものではないのだろう。 そこで一句。困ったときは、一句に限る。

 

           ぬくぬくと   縁(えん)に寝そべる    無学かな

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師走一句

2015年12月26日 | 俳句

 

遣り繰りと  蜜柑を分け合う   年の暮れ

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三叉路

2015年10月30日 | 俳句

     ただ生きて     死ぬるわけには     いかんかな

 

 

 

                              ☆

 

  

 

     ただ生きて     死ぬるわけには     いかんぞな

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梅雨一句

2015年07月03日 | 俳句
梅雨に入り、全国の未曽有の豪雨を連日テレビが伝える。




たれか知る 平成の果てや 車軸雨








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秋一句

2014年10月31日 | 俳句
遊び仲間三人で、奈川まで車を走らせて「とうじ蕎麦」を食す。道中、山々の紅葉が溜め息の出るほど見事であったが、見事を写し撮った写真はない。どうしてないのか、カメラのせいか、カメラの持ち主のせいか。「とうじ蕎麦」は地元料理で、ざる蕎麦を鍋で温め直す。蕎麦が尽きたら、卵を落として雑炊にする。腹一杯になる。人間は阿呆な生き物だから、遠出して、空が青くて腹が満ちたら、もう一生分の幸せを享受したような心持ちになる。

じじばばのぐちも煮込めやとうじそば
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一句

2014年09月22日 | 俳句
窪田空穂生家の縁側にて───

 陽だまりの 午睡の足に 赤とんぼ

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東山食堂前のベンチにて一句

2014年08月27日 | 俳句


秋雨を 眺むる三人(みたり)の アイスかな
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