た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

出立の儀式

2019年10月29日 | Weblog

 

 ぬるい水を飲み干し、グラスを丹念に洗う。

 蛇口に手をかけたまま排水口を見つめる。

 かつてそれが何かの出口であったかのように

 見つめる。

 

 口を拭う。

 

 

 明日は、常念。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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文月一景

2019年07月23日 | Weblog

 

※写真は白駒池

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火炎少女ヒロコ 第二話完結

2015年04月13日 | Weblog
火炎少女ヒロコ 第二話 並べ替えました。

読んでほしいなあ。





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私的報告一件

2012年07月03日 | Weblog
M氏へ。また入れた!

(パスワードを忘れてしまい、ここしばらくこのブログの編集画面に入室できなかった。パソコンに詳しい知人のM氏に泣きすがり、問い合わせ方法などさまざまな対応策を教えてもらい、再度PCを開いたとき、ふとパスワードを思い出した次第。誠に醜態である。もちろんパスワードごとき大事なものは備忘録に取っておいたのだが、そのメモも間違っていたことが判明。キャッシュカードの暗証番号もそうだが、どうして私はこうなのだろう。いや、私のせいではない。どうしてこの世の中はこうなのだろう。私は生まれ変わるなら、パスワードの要らない世界に生まれたい。暗証番号の要らない世界にも。)
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2012年03月10日 | Weblog
(前掲「相性」のつづき)

 偶然性はそれを二、三回玉ころがしのように転がしてみれば必然性に化けるもので、結局我が家で仔犬一匹引き取ることになった。そうなるとやるべきことは山ほどある。ケージを買いに走ったり、育て方の本を借りたり、名前について協議したりと、どたばたしている間に引き渡しの時間になった。犬が来たら来たで、ケージの前でじっと観察していて飽きない。まさに犬に振り回される一日になった。
 なるほど仔犬というのは可愛い。別段犬好きではないと自認していたが、いざ目の前に実物が来ると、眺めても抱き上げても実に愛くるしい。どうしてこんなに可愛いのかと不思議に思ってしまう。そもそも可愛いとは何か。生命というものが、生命維持のために、生まれいずるものにその発信能力を、彼を取り囲むものにその受信能力を与えたということか。
 とりあえず散歩の苦労やワクチン代などの心配は後回しである。もし犬を飼うなら野生的に飼うぞ、と、腕に布を巻いて噛みつかせるくらいするぞ、と家人たちに高らかに宣言していた私であるが、その辺りもずいぶん怪しくなってきた。
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松本ダンス 第三話『エオンタ』完結

2012年01月18日 | Weblog
物語順に並び変えました。

寒い夜に、温かい飲み物とともにご一読ください。

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予告

2012年01月11日 | Weblog
松本ダンス 第三話『エオンタ』近日公開予定!
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痛み

2012年01月10日 | Weblog
 年が明けた。

 年末年始は仕事に忙殺されるのが習いとなった私ではあるが、それでも正月というのは何かしらおめでたく、また一方で身の引き締まる思いがするものである。ところが今年は正月早々、左胸に痛みが走った。

 左胸というのはもちろん心臓のある場所である。数日様子をみたが、治らない。むしろ、ちょっと姿勢を動かしただけではっきりと痛むようになった。

 考えてみれば、去年の四月から、日曜日も仕事を入れ、ほとんど無休で働いてきている。ゴールデンウィークやお盆にたまに連休をとるものの、疲れは着実に、沼の淀みのように、重々しく五体に溜まってきている。家人も、体を壊さない方がおかしいというのが最近の口癖である。さては、その通りになったか。自分の健康を過信していたが、いよいよか。母方の家系には狭心症が出ている。せめて、心筋梗塞とまではいかないで済むか。

 残された人生、とよく人は言う。今の自分にとって、それはどれほどの長さなのか。

 病院に行かないと私の実家に電話するとまで家人に脅され、病院嫌いの私も止むなく医者に診てもらうことにした。適当な町医者を知らないので、大病院に向かう。その日の朝は、さすがに食欲がなくて朝食に手をつけなかった。

 連休明けということもあり、病院は非常に込み合っていた。心電図とX線を撮ってもらう。診療と待ち時間を合わせて四時間近く。実際には、そのうち三時間半は待ち時間だったはずである。出た結論は、筋肉痛であった。

 信じがたいことに、左胸の心臓の上あたりにある筋肉が、たまたま筋肉痛を起こしていたのである。それも、医者の説明によれば、加齢と運動不足により、しばしば起こることなのだそうだ。心臓は至って正常。私は筋肉痛を診てもらうために、午前中いっぱいと三千三百円を費やしたわけである。

 家人に電話で連絡したら、大爆笑された。親族中に報告して回りそうな気配である。

 年明け早々、危惧された大病は避けられた。しかし、心は一向に晴れない。初詣は既に済ませたが、どこかの神社で、改めて間抜けの厄払いでもしてもらおうかと考え始めている。
コメント (2)
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独杯

2011年12月05日 | Weblog
 若いころ、自分は世界に対し人一倍敏感だと思っていた。

 がそれは、自分の反応に敏感であるに過ぎないことに

 つまり、世界を見つめるのではなく自分を見つめているに過ぎないことに

 この年になってようやく気づき始めた。

 結局は自意識過剰か。

 どうりでこの体に酒を入れれば

 すべては良い方向に向かっている感じに見えるわけだ。

 
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11月28日

2011年11月29日 | Weblog
 
 もしそれでも不十分なら、おれを、殺せ。




 という地点まで行こうではないか。
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