た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

傲慢なんだよ、お前は。俺は我が儘だけど。

2005年03月30日 | 写真とことば
わかるか。傲慢と我が儘の違いが。

我が儘は他人の言うことを聞かないだけだけど、
傲慢は他人に命令するんだよ。

~ある人の言葉(11) 
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後悔したくなかったら

2005年03月29日 | 写真とことば
後悔したくなかったら

ここから引き返せ、

という声の聞こえる領域がある。


我々が人にだけ

謙虚にしていればいいと思うのは

人間としての最初の傲慢なのだ。
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雨に濡れたプーさん

2005年03月28日 | 写真とことば
ドウシテ帰ってこないのですか。
ドウシテ私を置いてきぼりに。

ドウシテドウシテ

私をミジメニしたいなら
私をイジメテみたいなら

そりゃザンネン。だって
私はくまのプーさん。
雨に濡れてもくまのプー。
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三度繰り返すとくどいのはなぜだろう。

2005年03月27日 | 写真とことば
「さむさむっ」なら構わない。「さむさむさむっ」ならくどいのはなぜか。
「ぜんぜん」なら普通である。「ぜんぜんぜん」ならとたんにしつこくなるのはなぜか。

無論、「ぜんぜん」は「全然」なので、同じ言葉の羅列ではない。それにしても、である。

今日、晴れた日曜の昼下がり、風の強い川沿いを歩いていてふとそう思った。

人間は繰り返しであれば許容する。繰り返しを繰り返されると感じた途端、人は激しい違和感を覚える。
ああ
川の流れはこんなに連綿と続いているというのに。

いやいやいやそんな大層な。
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朝鮮人参卵

2005年03月25日 | 食べ物
 一見おでんにあるような普通のゆで卵。割ると黄身まで変色している。朝鮮人参に漬けたものか。

 小さな中華料理屋で食べた。小さな中華料理屋にそんな珍奇な食べ物があるとは、どうせラーメンと餃子とチャーハンくらいだろうと高をくくっていたので、しかも百円という珍味を食するには思いがけない安さであるので、私は喜び勇んで注文して食べた。定食を食べ終わる頃にその珍なる一品の存在に気づいたので、わざわざご飯を一口分だけ残して、追加注文して食べた。
 まあそうこうして朝鮮人参卵とやらを食べたわけだが、一口噛むと、ああ、腐っている、と直観した。しかし我慢して二口三口噛むうちに、私は自分の直観を打ち消した。これは腐っているのではない。そのような風味がしただけなのである。
 世の中には不思議な食べ物がゴマンとあるもので、かびたチーズも正にそうだが、かびの臭いがしても美味しかったりする。この朝鮮人参卵も然り、腐った味が最初に口を襲ったが、よくよく噛むと美味であった。なにかだんだんとても美味しい気がしてきた。癖になりそうな予感がした。私の味覚がおかしいのか、その小さな中華料理屋がおかしいのか、あるいは何もおかしなことはないのか、いずれかであろう。

 この記事は、以前、「にんにく卵」と間違えて表記して掲載した。どうして朝鮮人参とにんにくを間違えたかわからない。第一、臭いが全然違うではないか。私の思うに(思っている前に早く謝罪すべきである。ごめんなさい)、どうしてこのような勘違いが起こったかと言うと、その大きな原因はやはり、昨今巷を賑わす「にんにく卵黄」の存在にあるであろう。
 しかし何よりも原因は、無論、私の粗忽に尽きるのであり、重ねてごめんなさい。
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ということで、引っ越しました。

2005年03月22日 | Weblog
今回は歌なし。
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引越しのため、数日間休眠します。

2005年03月13日 | Weblog
引越しのための労働歌

さあ引越しだ
働け働け
空は晴れても日は短い
すっかり空にしろ我が部屋
心を満たせ思い出の品々
それは捨てろこれも廃棄だ
いやいや持っていこう古いオルゴール
思い出が荷を重くしても
寒い夜にはそいつが私を温めてくれる

さあ引越しだ
働け働け
春は近づき梅が咲く
すっきりさらばだ我が部屋
友はこれからも末永く友
それは要らないこれも着ない
いやいや持っていこうあの日のマフラー
思い出が涙を誘っても
明日にはそいつが私を励ましてくれる
コメント (2)
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女人。サンプルF

2005年03月11日 | 習作:市民
 「彼氏は今は別にいいかな、て感じ」
 その女は夜の公園を横切って自宅へと帰る道すがら、私に向かってつぶやいた。きらきらする目と純白のドレスが、街灯の頼りない灯りの下でも怪しいほどに光り輝いて見えた。危険な笑顔を持つ人だ、と私は思った。飲み屋で偶然知り合ったばかりのこの私に、その笑顔はとても危険だ。
 誰が危険なのか?

 「今は、もっと多くの人を愛したい」

 彼女の笑顔は、えくぼがくっきりとふくよかな頬につく、とても愛らしい笑顔であった。彼女が笑うとき、あらゆる男の警戒心を打ち砕くかのように、美しく並んだ前歯がわずかに上唇の下に覗く。その前歯がなぜかとてもあだっぽく見えるである。
 彼女の全身から出る、何人をも攪乱するこのオーラは、彼女自身、留めることができないのではないか。
 事実、先ほどの飲み屋でも、彼女は一人の会社員と一人の社長に美しいと褒めちぎられ、彼女の純白のドレスのせいで飲み屋は日頃ありえないほど男性客で混雑した。

 「だれでもいいから」

 ───そんなこと言っちゃ駄目だよ。

 彼女はちょっと驚いた風であったが、すぐに、今までよりはオーラの少ない、どこかおざなりな、しかし自然な笑顔を私に向けた。
 「ここが家なの」

 そうか、と私は小さく答えた。ずいぶん大きな邸宅だった。
 なぜかとても切ない気持ちに、私はなった。ハーフコートの立ち襟にあごをうずめた。
 彼女は立ち止まり、ぺこりと私に頭を下げ、ありがとう、おやすみなさい、と言い残して家に入っていった。おやすみ、と私も、声を返した。
 
 
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先生、人間って・・・・

2005年03月10日 | 写真とことば
先生、人間ってどうしようもないね。

人間だものね。

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しょくじ

2005年03月08日 | 写真とことば
しょくじしょくじと音を立てて
ひとりのしょくじは夜九時を過ぎる
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