た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

ある人の言葉(43)

2007年09月30日 | 写真とことば
今晩ね、雨に濡れてて思ったんですが

濡れてる我が全身って、まあそれはそれで

気持ちいいんですよね。

あんまり濡れ鼠だとみじめですが。

乾いているのが普段は爽快ですが。

気候とか気分とかの不思議なころあいで

ある日雨に打たれるってのはいいもんです。

うーん。

羊水ですかね、結局そういうのは。

その意識化されない記憶が生涯に時折もたらす・・・

さて。

いつまで降り続けるんですかね。

今晩はなんだか、

いつまででも構わない気分ではありますが。





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酒のような日々

2007年09月27日 | 写真とことば
想ひが氷の上に注がれ

想ひを軽くステアする。

グラス透かして君を見やれば

「何見てるのさ」と濃き紫煙。



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晩夏一句

2007年09月06日 | 俳句
向日葵の 重き頭(こうべ)は 昭和かな
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真実とは

2007年09月02日 | Weblog
 真実とは 何だ?

 つねに 私の四歩先を

 すり抜けていったもの

 
 もう 孤独の闇には目がなれた

 自嘲の笑いは 窓を叩く風程度にしか

 私の注意を惹かなくなった

 
 私は私の夢とそれに相反する人生に

 あまりに長くわずらわされてきたので

 もはや水をも欲しなくなった枯れ木のように


 それでも

 しかしそれでもなお私を襲う

 一滴のかわききった涙─────


 真実のそのひとかけらも

 手にしていないという絶望の涙は

 今夜は私を悩まさずにいてくれるだろうか?


 (いや、真実は、私がこの広い世界で一番のクズかもしれないという可能性に答えるものであるかも知れない。それならそれでいいのだ。私はずっと気軽に目を閉じることができるのだ。偉大なる、誉れ高き真実とは、その程度のものかも知れないのだ。しかし

 しかし真実ならば答えよ。そうだとするならば、私は何のためにこれほどまでお前をあくがれ求めてきたのか─────────────────────)
 
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