た・たむ!

言の葉探しに野に出かけたら
         空のあお葉を牛が食む食む

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2010年09月30日 | Weblog
 「現代は一種の鋭さを欲する」で始まる評論がある。こういう文章に出会うと用心しなければいけない。
 鋭さとは何か? 三択問題。

 一。ま新しさ。
 二。文化。
 三。そういう専門分野。

 もちろん三択などあり得ないのである。もっと正直に語れ。

 (答えは、たとえばビルが倒壊して次のビルが建つ前の空き地を歩いているときにわかる。)

 (かもね。)


・・・・・・・・ 

 いずれにせよ現代はそろそろこの問題に対して一つの答えを出すべきではないか?

・・
 
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秋桜(こすもす)

2010年09月22日 | 俳句
 秋桜(こすもす)の此方(こなた)と彼方(あなた)で別の風
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ナニモカモ日トトモニ

2010年09月15日 | Weblog
この胸の奥にぐっとかかる重みはなんであろうか。

夏の暑さにやられたのだろうか。そんな気もする。

苦悩? 確かに神経を使う生活はしている。

そもそも

老いが、まだ遠景ながら見えてきたということだろうか。

それとももっと

精神における病気なのか。

──モウナニモカモ日トトモニシズメ

果たして

私だけなのだろうか。

この胸の奥にぐっとかかる重みは。
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9月9日

2010年09月09日 | essay
ある日ふと、虫の音に覆われる朝を迎える。蝉は鳴かない。ただもうコオロギやら鈴虫やらクツワムシやらキリギリスやらとにかく何種類もの鳴き声が折り重なり厚みを帯びて、畳に寝そべる私を浮上させる。浮上、実にそのような気分なのだ。私はじっと目を閉じて耳を澄ませる。これは秋である。まだ暑い日が続くとしてもとにかくこれは秋である。甚大なる夏はついに帰路に就いた。私は救われた!
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