peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

千厩野草会の」雪割草展 その9:イワウチワ(岩団扇)

2006年04月10日 | Weblog


一関市千厩町千厩のショッピングモール・エスピアで開かれていた千厩野草の会の「雪割草展」(4/1~4/2)には、ユキワリソウ(雪割草)と呼ばれる植物のほかにもいろいろな植物が展示されていました。





イワウチワ(岩団扇)イワウメ科 イワウチワ属 Shortia uniflora
岩場や林の下に生え、1本の花茎に花が1個つく。

一関市釣山公園&浦しま公園のカンスゲ(寒菅)

2006年04月10日 | Weblog



3/21、一関市釣山公園の「釣山公園ご案内」という案内板が建ててある所に「カンスゲ(寒菅)が生えていた。




浦しま公園のカンスゲ(寒菅)カヤツリグサ科 スゲ属 Carex morrowii
4/7(金)、一関市大手町の浦しま公園に植えてある「カンスゲ(寒菅)」が花を咲かせていました。





カンスゲ(寒菅)カヤツリグサ科 スゲ属 Carex morrowii
丘陵から山地の渓谷沿いの湿った斜面などに多い多年草。茎や葉は密生し、高さは20~40cmになる。葉は幅5~10mmの線形。光沢のある濃緑色で、厚くてかたく、ふちには鋭い逆刺があり、さわるとざらざらする。葉の断面はM字形。根もとの葉鞘は暗栗褐色。
 「カンスゲ(寒菅)」の和名は、葉が冬も枯れずに青々と茂っていることによる。
 花期は4~5月。茎の先に長さ2~4cmの雄花の小穂がつき、その下に長さ3cmほどの雌花の小穂が3~5個つく。果期には果実を包んだ果胞がそり返る。
分布:本州~九州
 
 カンスゲより葉がしなやかで、根もとの葉鞘が赤みを帯びる「ミヤマカンスゲ(深山寒菅)Carex dolichostachya var.glaberrima」というものもある。

 なお、日本で見られる常緑のスゲはそれほど多くないそうで、「カンスゲ(寒菅)」のほか「ヒメカンスゲ(姫寒菅)」「ミヤマカンスゲ(深山寒菅)」「ヒゲスゲ(髭菅)」「ナキリスゲ(菜切菅)」などがあるという。