peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市千厩野草会の「雪割草」その2

2006年04月04日 | Weblog

4月1日(土)、一関市千厩町千厩のショッピングモール・エスピアで行われていた千厩野草会の「雪割草展」には、こんなにもあるのかと思うほど沢山の「雪割草」が展示されていました。
「雪割草」と呼ばれるキンポウゲ科ミスミソウ属のものには、「ミスミソウ(三角草)」、「オオミスミソウ(大三角草)」、「スハマソウ(洲浜草)」があるようです。








ユキワリソウ(雪割草)/ミスミソウ(三角草)/)キンポウゲ科 ミスミソウ属
Hepatica nobilis var.japonica
「ユキワリソウ(雪割草)」ともいう。落葉樹林内に生える常緑の多年草。高さは10~15cm。葉は葉は根もとにつき、長い柄があり、3つに切れ込んでいて先は尖るが、葉の形は変化が多いという。

 花期は2~4月。花は直径1~1.5cmほどで、花弁状の萼片は6~10個、長楕円状披針形で、白色、淡紫色、淡青紫色、淡紅色など色の変化が多く、特に日本海側のものには花が大きく、色も濃いものが多いとのこと。
 分布:本州、九州

ユキワリソウ(雪割草)/オオミスミソウ(大三角草)キンポウゲ科 ミスミソウ属
Hepatica nobilis var.japonica f.まgな
山地に生えるミスミソウの品種で名のとおり全体が大きい。高さ10~15cm。葉は幅が5~10cmもあり、先は鈍い。
 花は直径1.5~2cmで花弁状の萼片は長さ8~10mm。花色も白、紫、紅、藍色などと豊富。花期:3~5月。分布:本州(日本海側)


ユキワリソウ(雪割草)/スハマソウ(洲浜草)キンポウゲ科 ミスミソウ属
Hepatica nobilis var.japonica f.variegata
山野の樹林内に生える常緑の多年草。根茎は細長く這う。花茎は高さ10~15cm。葉は根生し、長柄があり、葉身は3浅裂し、基部はハート形、光沢はなく、全縁。
 葉の先端があまり尖らないことでミスミソウと区別するが、中間形があって判断が難しいことがある。

 花は茎頂に1個つき、直径1~1.5cm、花弁状の萼片は6~10個で線状披針形~長楕円形と変化が多く、花色も白色から淡紅紫色、紅紫色、青紫色などと多彩。

 茎や葉に長白毛がある。萼片のすぐ下には萼のように見える茎葉が3個つく。雄しべ、雌しべは共に多数。雌しべの柱頭は短い。太平洋側には白色の花が多く、日本海側にはさまざまな花色のものや、大型のものが見られるという。花期:3~4月。分布:本州、四国