4月19日(水)、一関市釣山公園の「芭蕉の道」と名付けられた道のじめじめした土手に「エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)」と思われる植物が花を咲かせていました。
エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)ケシ科 キケマン属 Corydalis ambigua
湿り気のある林の中や森のへりなどに生える多年草。地中に球形の塊根があり、1個の塊根から柔らかな細い茎が1本ずつ伸びてくる。高さは10~30cmほどになる。
葉は1~3回3出複葉。小葉は長さ1~3cmで、線形から広卵形まで変化が多い。花期は4~6月。花は長さ1.5~2.5cm。花の色は変化が多く、北海道では鮮やかなブルーのものが多く、本州では赤みの強いものが多いという。分布:北海道、東北地方
「延胡索」という言葉は、漢方薬[生薬]の名前で、中国や朝鮮半島のこの仲間の球根[塊茎(かいけい)]を、蒸してから日光に当てて乾燥させたものを「延胡索」といったことによるもので、東北以北の自生だから「エゾ(蝦夷)」がついたという。