peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ヒメシャラ(姫沙羅)

2008年06月20日 | Weblog
一関市川崎町のヒメシャラ(姫沙羅)
 2008年6月20日







2008年6月20日(金)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)字諏訪前に
ある「川崎生涯学習ステーション・まなぽーと」に行きました。こ
こには4~5本のヒメシャラ(姫沙羅)が植えられていますが、図書
館前の木が花を咲かせはじめていました。蕾が沢山ついていたので
これから見頃を迎えるのではないでしょうか。

かなり近寄らないと花が咲いているのがわかりません。




ヒメシャラ(姫沙羅)ツバキ科 ナツツバキ(ステワルティア)属
Stewartia monadelpha
山地に自生する落葉高木で高さ15~20mになる。庭園樹や公園樹
としてもよく植えられている。樹皮は淡赤褐色で薄く剥がれ目立つ。
葉は有柄で互生し、長さ3~8㎝の卵形~披針形で、鋸歯がある。裏
面の脈上にだけ毛がある。大木は箱根や伊豆に多いとのこと。

6~8月、直径2~3㎝の白花を開く。花弁は5枚。和名はナツツバキ
(シャラノキ)に比べ、葉や花が小型であることによる。シャラノ
キ(沙羅の木)とも呼ばれるナツツバキ(夏椿)の葉は、大きいも
のは長さ10㎝以上あり、裏面全体に絹毛がある。花も直径5~7㎝の
大きい白い花が咲く。
 なお、両者とも、樹皮はすべすべして光沢があり、美しいことか
ら床柱として利用される。分布:本州、四国、九州。
[栽培]繁殖は実生、挿木。移植を嫌う欠点がある。
ナツツバキ(ステワルティア)属 Stewartia(=Stuartia)
東アジアや北アメリカ東部に9種が分布する。

オオキンケイギク(大錦鶏菊)

2008年06月20日 | Weblog
一関市東山町のオオキンケイギク(大錦鶏菊)
 2008年6月14日







2008年6月14日(土)、一関市東山町長坂にある唐梅館公園に行き
ました。小高い丘につくられた展望台からは石灰石鉱山などがよく
見えました。斜面には「オオキンケイギク(大錦鶏菊)」が花を咲
かせていました。






オオキンケイギク(大錦鶏菊)キク科 ハルシャギク属
Coreopsis lanceolota
北アメリカの中南部(ミシガン、フロリダ、ニューメキシコ州)
に分布する多年草で、明治中期に渡来。高さは50~60㎝。葉は全
縁で線形、比較的茎下部に集まる。
6~7月、長い花茎を出し、鮮やかな黄色の頭花を開く。頭花は直径
5~6㎝ほどで、外側を欠刻が目立つ舌状花が1列に取り巻き、中心部
には筒状花がかたまっている。半八重咲きや八重咲き、矮性八重咲き
の品種もあるとのこと。繁殖力が強く、道路沿いなどに野生化してい
るものも多い。
[栽培]多年草であるが、秋播き一年草の扱いをし、初夏に開花する。
コレオプシス属 Coreopsis:ハルシャギク(波斯菊)の仲間
コスモスに似た花を咲かせる草花で、ハルシャギクC.tinctoriaや
キンケイギクC.basalis、オオキンケイギクなど南北アメリカ、熱帯
アフリカ、ハワイ諸島に約100種が分布する一年草または多年草(宿
根草)。
属名は「ダニに似ている」の意で果実の形にちなむという。頭花の
舌状花は通常8枚からなる。また、タバコの煙を近づけると花弁がす
ぐ変色するという特徴があるとのこと。
なお、キンケイギクに比べ頭花が大きいので、誤ってモンタナ、カ
ンザス、フロリダ州などに分布する同属のグランディフローラ
C.grandifloraの学名が用いられることが多いといわれる。