peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

八重咲きドクダミ&ドクダミ(蕺草)/ジュウヤク(十薬) 2008年6月20日

2008年06月28日 | Weblog
一関市川崎町の八重咲きドクダミ(蕺草)
&ドクダミ(蕺草)/ジュウヤク(十薬) 2008年6月20日







2008年6月20日(金)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)の諏訪前地区に
ある民家の畑(花壇)で「ドクダミ(蕺草)」が沢山花を咲かせていま
した。また、珍しい「八重咲きドクダミ」も花を咲かせていました。








ドクダミ(蕺草)/ジュウヤク(十薬)&八重咲きドクダミ
ドクダミ科 ドクダミ(ハウツイニア)属
Houttuynia cordata
本州・四国・九州・沖縄に分布し、山野の木陰や庭の日陰などに
生える多年草。高さ15~30cm。6~7月に楕円形の花弁のような4枚
の総苞葉の中心から1~3cmの穂を出し、多数の小花を咲かせる。

日本では薬用植物として栽培されてきたが、江戸期から栽培され
ていたフイリドクダミ(斑入り蕺草)cv.Variegataがこの10年の
間に欧米に渡り、この品種が突然の栽培ブームとなった。この品
種をイギリス人が「カメレオン」と名づけたためにブームが起き
たのであるが、理由は日本での栽培品より斑入り葉の色が紅、白、
黄、緑と冴え、すばらしくなったためではないかとのこと。現在
では世界的に広がりブームは終わったが、日本でも普及した。
グラウンドカバーとしても広がっている。
ドクダミ「カメレオン」Houttuynia cordata cv.Chameleon

[栽培]別名「ジゴクバナ」といわれる通り、地下茎が細長く横に
伸び広がり、地獄までも行く勢いで伸び、殖えて困るほど繁殖力
が旺盛。一般的な花のドクダミの栽培は少なく、何種類かの斑入
り品や変わり花が小さな鉢などで栽培される。
八重咲きドクダミ H.cordata'Flore Pleno'
五色ドクダミ Variegata form
ドクダミ(ハウツイニア)属 Houttuynia
1属1種で東アジアに自生する宿根草。

ドクダミ(蕺)/ジュウヤク(十薬)

2008年06月28日 | Weblog
一関市東山町「狭山峠」のドクダミ(蕺)/ジュウヤク(十薬)
 2007年6月28日



2007年6/28(木)、一関市東山町松川の旧・狭山トンネルへ
の峠道で「ドクダミ(蕺)/ジュウヤク(十薬)」の白い花が
沢山咲いていました。





一関市東山町のドクダミ(蕺)/ジュウヤク(十薬)
 2006年6月22日




2006年6/22(木)、一関市東山町長坂字里前の「大清水(おお
すず)」のすぐ上の道路わきに「ドクダミ」が花を咲かせてい
ました。かなり昔のことですが、夏になると蛆(うじ)殺しの
ために汲み取り式便所の便壺に、この草を刈って入れていました。




ドクダミ(蕺)/ジュウヤク(十薬)ドクダミ科 ドクダミ属
 Hputtuynia cordata
日陰や湿り気のある所に普通に生える多年草。全体に特有の
臭気(悪臭)がある。地下茎を伸ばして枝分かれして殖え、
地下茎の節から出た赤紫色を帯びる茎は高さは20~30cm。葉
は暗緑色で互生し、長さ約5cmのハート形で先は短く尖る。

花期は6~7月。4枚の白い花びらのように見えるのは「総苞片」
で、その上に花弁も萼もない小さな花が黄色い穂になってつく。
分布:本州~沖縄

和名は「ドク(毒)」や「痛み」に効くことに由来し、民間薬
として良く知られている。別名の「ジュウヤク(十薬)」とは、
虫刺され、切り傷、胃腸病など10種の薬効があるということか
らつけられたという。 

アスチルベ(Astilbe)

2008年06月28日 | Weblog
一関市大東町摺沢のアスチルベ(Astilbe)
 2008年6月26日




2008年6月26日(木)、一関市大東町摺沢地区にある大東図書館に
近い民家の庭で「チダケサシ」が花を咲かせていました。

一関市東山町のアスチルベ(Astilbe)
 2007年6月15日


2007年6/15(金)、一関市東山町長坂の東山郵便局の近くに
ある花壇にピンクの花と白い花を咲かせた「アスチルベ」が
ありました。











アスチルベ(Astilbe)ユキノシタ科 アスチルベ(チダケサシ)属
Astilbe×arendsii
アスチルベ(チダケサシ)属の植物は、日本を含む東南アジア
や北アメリカに約12種が分布する。根茎をもつ宿根草(多年草)
で、山地の湿地に「アワモリショウマA.japonica」などが自生
する。

園芸界で「アスチルベ」と呼んでいるのは、ヨーロッパで交雑
によってつくられた園芸種で、その親には日本に自生するアワ
モリショウマやチダケサシなども含まれる。

高さは60~80cm。茎はかたくて細く、葉は根生し2~3回3出複葉
を互生する。6~7月、中心より花茎を出し円錐花序をつける。
茎の先にピンクや白色の小花が長さ30~50cmの穂になってびっし
りとつき、長期間開花する。切花や花壇によく、植えっぱなしで
も平気で、寒さにも強く、育てやすいので、温帯各地で広く栽培
されている。鉢植えに向く矮性種もある。近年はこれらの種間交
雑が盛んになり、多くの品種が作出され、日本にも欧米から導入
されている。

花色は変化が多く赤、紅、桃、白、藤色など豊富。桃紫色の
「アメシストcv.Amethyst」、ピンクの「スプライトcv.Sprite」、
濃紅の「ファナルcv.Fanal」などが有名である。ほかにも
「グロリア・パープレアcv.Gloria Purpurea」、「イーリヒト
cv.Irrlicht」などがある。
[栽培]繁殖は株分けがふつう。[花期]初夏から秋。