peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オニゲシ(鬼罌粟)/オリエンタル・ポピー

2008年06月24日 | Weblog
一関市川崎町のオニゲシ(鬼罌粟)
 /オリエンタル・ポピー 2008年6月20日








2008年6月20日(金)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)の諏訪前地区
にある民家の畑(花壇)で、「オニゲシ(鬼罌粟)」が花を咲かせて
いました。この畑には、この他にも沢山の草花が花を咲かせていまし
たので、追ってアップロードしたいと思っています。





オニゲシ「ピコティー」 cv.Picotee と思われるもの





オニゲシ(鬼罌粟)ケシ科 ケシ(パパベル)属
Papaver orientale
地中海沿岸からトルコ東部、イラン北部あたりを原産地とする多年
草。茎も葉も剛毛が密生するのが特徴で、これが和名「オニゲシ(
鬼罌粟)」の由来になっている。「オリエンタル・ポピー Oriental
poppy」とも呼ばれる。葉は羽状に深く切れ込み、裂片は披針形また
は長楕円形。

5~6月頃、高さ50~120㎝ほどの花茎が立ち、直径10~15㎝ほどの
大きな花が咲く。花は赤、朱赤、白、ピンクで底の部分(基部)に
黒または黄や白の大きな斑点が入るものや、白色に黄斑の入るもの
もある。蕾は下向きだが、開花すると上を向く。花弁は4~6枚で倒
卵形。
寒さに強く、一度植えると毎年春に根株から芽を出す。
「ダブルーン cv.Doubloon」「ピコティー cv.Picotee」などや
八重を含めて園芸品種は多く、庭園や花壇に植栽される。
[栽培]株分け、根挿しなどで簡単に増やせる。一度定着したもの
は、数年間、植替えしないほうがよいとのこと。[花期]春から夏。
ケシ(パパベル)属 Papaver
旧世界及び北アメリカに約60種が分布する一年草または多年草。
花は放射相称で単一頂生する。白色の乳液をもつ。

キレハイヌガラシ(切葉犬芥子)

2008年06月24日 | Weblog
一関市川崎町のキレハイヌガラシ(切葉犬芥子)
 2008年6月20日








2008年6月20日(金)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)字諏訪前地区
の北上川堤防内(「川崎生涯学習センター・まなぽーと」から100m
ほど離れた国道282号線沿い)で、大群生した「キレハイヌガラシ(
切葉犬芥子)」が黄色い花を咲かせていました。邪魔をする木などが
ないため陽光を浴びた雑草たちが伸び伸びと生育しているように見え
ました。

この場所は、「ちっちゃい村の大きな花火」をキャッチフレーズに
して8月16日頃毎年行われている花火大会の観覧席になる所です。
「農林水産省補助事業・農村広場」と書かれた看板が立っていました。
水洗トイレもあり、「ドラゴン橋」の愛称がある北上大橋や千厩川の
水門などを眺めるには良い所です。











キレハイヌガラシ(切葉犬芥子)アブラナ科 イヌガラシ属
Rorippa sylvestris besser
ヨーロッパ原産でアメリカやアジアに帰化している多年草。全体無毛、
根茎から2~3回羽状に深裂したロゼット葉を出し、茎はよく分岐して高
さ60㎝ほどになる。茎に付く葉も羽状深裂し、短い柄で互生する。

春から夏にかけて枝の先に花序をつけ、直径5㎜ほどの黄色の4弁花を
穂状につける。果実は長さ15㎜ほどの円筒形。

1963年に神奈川県で報告されたが、北海道ではそれ以前から「ヤチイ
ヌガラシ」の名で知られていた。本州中部以北を中心に、やや湿った
土地に発生する。根の切片などで旺盛に増殖するため、農耕地に入ると
除去の困難な雑草となる。英名:yellow fieldcress