peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ムシトリナデシコ(虫捕り撫子)/シレネ・アルメリア

2008年06月14日 | Weblog
一関市千厩町のムシトリナデシコ(虫捕り撫子)
2008年6月12日




2008年6月12日(木)、一関市千厩町千厩の街路樹の根元で「ムシトリ
ナデシコ(虫捕り撫子)」が、今を盛りと花を咲かせていました。





一関市厳美町のムシトリナデシコ(虫捕り撫子)
2006年6月17日



2006年6/17(土)、一関市厳美町の「サハラガラスパーク」の近く
の民家の庭先に「ムシトリナデシコ(虫捕り撫子)」が沢山咲いて
いました。






ムシトリナデシコ(虫捕り撫子)ナデシコ科 シレネ(マンテマ)属
 Silene armeria
ヨーロッパ中南部原産の1~2年草(越年草)。食虫植物ではないが、
茎上部の節の下に粘液を出す部分があり、ここに羽虫などがくっつく
ことからこの名がある。別名「ハエトリナデシコ」、英名もgarden
catchflyという。夏の暑さに強く、花壇や切花用に栽培されるが、河
原や荒地で野生化し、群生しているものも見られる。

茎や葉は白い粉をふいたような緑色で、高さは20~60cmほどになる。
葉は対生し、長さ3~5cm。

5~7月、茎先に紅紫色や淡紅、ときに白色の直径1~1.5cmほどの小花
を集散状に多数つける。
よく栽培されるのは、切花用として赤花のより豪華な「小町草」の名
で知られる系統(普通種、玉咲き種)が育成されている。繁殖は秋に
種子まきでおこなうとよい。土質を選ばず乾燥に強い。
別名:コマチソウ(小町草)。
シレネ(マンテマ)属 Silene
地中海沿岸地域を中心とした北半球やアフリカに、一年草、二年草、
多年草、あるいは半低木として約500種が分布し、日本にも9種がある。
花色は紫、淡紅、桃、白など。
属名は、この属には粘液を出すものが多く、ギリシャ神話のSilenos
の泥酔の姿、またはギリシャ語sialon(唾液)にちなむとの説があり、
和名「マンテマ」は、導入時に誤って伝えられたmaritima(本属の1種)
の語がそのまま使われた、との説がある。

コバンソウ(小判草)

2008年06月14日 | Weblog
一関市立沢地区のコバンソウ(小判草)
 2008年5月24日




2008年5月24日(月)、一関市街地を貫いている国道4号線の磐井川に
架かる橋・一関大橋に近い立沢地区の民家の生垣に「コバンソウ(小
判草)」が群生していました。別名は「タワラムギ(俵麦)」





一関市街地のコバンソウ(小判草)
 2007年5月23日



2007年5/23(水)、国道4号線の磐井川に架かる橋・一関大橋
から100mほどの所にある民家の生垣の下に「コバンソウ(小判
草)」が植えてあり、沢山の花穂をつけていました。1度植えれ
ばこぼれ種子で増えるそうですが見事なものでした。





コバンソウ(小判草)イネ科 ブリザ(コバンソウ)属
Briza maxima
ヨーロッパ(地中海沿岸地方)原産の1年草。日本には明治初
年に渡来し、各地に野生化している帰化植物である。和名は、
小穂が熟すと黄褐色になり、形も小判に似ていることによる。
小穂を俵に見立てて「タワラムギ(俵麦)」とも呼ばれる。

観賞用に栽培されるが、海辺などに野生化しているものも多い。
高さは10~60cm。葉は長さ5~20cm、幅3~8mm。小穂は長さ2cm
前後。花期は5~7月。ドライフラワーにもされる。

ブリザ(コバンソウ)属 Brizaヨーロッパ、南西アジアを
中心に12~20種分布する一年草、宿根草で、園芸的には
3種が栽培されるという。

日本で見られるのは、高さ60cmほどになる大型の花穂を下げる
本種と、高さ20cmほどの花穂が小さく可愛い「ヒメコバンソウ
(姫小判草)B.minor」がある。
[栽培]一度植えればこぼれ種子で殖える。