peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オオヒエンソウ(大飛燕草)/デルフィニウム

2008年06月29日 | Weblog
一関市大東町摺沢のオオヒエンソウ(大飛燕草)
/デルフィニウム 2008年6月26日








2008年6月26日(木)、一関市大東町摺沢地区の国道343号線と国道456号線と
国道19号線が交差する十字路のすぐ近くに、バラ(薔薇)の花を沢山咲かせて
いる民家がありました。近寄って写真を撮っていたら、足元に「オオヒエンソ
ウ(大飛燕草)/デルフィニウム」も花を咲かせていました。








下の画像はデルフィニウム’パシフィック・ジャイアント’かも


オオヒエンソウ(大飛燕草)/デルフィニウム
キンポウゲ科 オオヒエンソウ(デルフィニウム)属
Delphinium grandiflorum
中国北部原産の多年草だが、近縁種との交雑により、豪華な花穂をもつ
耐寒性のある園芸品種となっている。園芸店などでは属名の「デルフィ
ニウム」の名で売られていることが多い。夏の暑さには弱く、日本では
秋播きの越年草として古くから栽培されている。
茎は直立性で、草丈30~100㎝にもなり、直径3㎝ほどの花がびっしりと
つく。茎や葉には軟毛があり、葉は有柄で掌状に細かく切れ込んでいる。

花は左右相称で、花の色は青色を基本とした総状または穂状花序をなす。
紫色や藤色、ピンクなどもある。デルフィニウムの仲間は花弁は貧弱で、
萼片が花弁のように見える。萼片は5、上萼片のうしろには細い筒状の距
が突き出ているが、距のない品種もある。花弁は4、中心部に離生する。

園芸品種は同属のエラツム D.elatumが基本となり、フォルモサム D.
formosum、グランディフロールム D.grandiflorum、カーディナレ D.
cardinale、ケイランサム D.cheilanthumなど、多くの種が交雑され発展
した。特に第二次世界大戦後に品種改良が進み、ブラックモア・ラング
ドン系、ジャイアント・パシフィック系、ビショップ系などの系統があ
り、’ベラドンナ’’ブルー・ファウンテンズ’’ローズ・スパイアー’
’パシフィック・ジャイアント’など4000を超える多くの品種が育成さ
れている。[栽培]繁殖は株分け、挿木。[花期]6~8月。
オオヒエンソウ(デルフィニウム)属 Delphinium
ヨーロッパ、アジア、北アメリカ、アフリカの山岳地帯に250種あまりが
分布する。多年草。古くは「ヒエンソウ(コンソリダ)属 Consolida」は
本属に含まれていた。