peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市中里のビワ(枇杷)

2010年02月25日 | 植物図鑑

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2010年2月24日(水)、朝から天気が良くて、初夏を思わせるような暖かい日だったので、軽装になって、一関市中里(石畑)のコープ一関コルザ(いわて生活協同組合一関店)から中里公民館の方まで歩いてみました。生協の近くにある農家の前庭に植えられたビワ(枇杷)の木が花を咲かせていました。

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 ビワ(枇杷) バラ科 ビワ属 Eriobotrya japonica

暖地に自生しているものもあるが、果樹として広く栽培されている常緑高木で、都会の庭先にもよく植えられている。花は10~3月に咲き、果実は6月頃に黄色く熟す。代表的な品種の茂木は、19世紀に中国から長崎に入ってきた果実から育成されたもの。田中も茂木と並んでよく栽培されている。[以上、山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市中里のマンサク(満作)

2010年02月24日 | 植物図鑑

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2010年2月24日(水)、地元紙「岩手日日」(2/24付)によれば、”移動性高気圧に覆われたことで、23日の一関・両磐地方は今年一番の暖かい一日となった。同日の最高気温は一関が11.9℃、千厩が10.4℃で、ともに今年最高を記録した。”ということでしたが、今日も朝からいい天気で、昨日にも勝る暖かな一日になりました。

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 一関市中里にある農家の門口に植えられた小さなマンサク(満作)の木が、花を沢山咲かせていました。

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 マンサク(満作) マンサク科 マンサク属 Hamamelis japonica

山地に生える落葉小高木。花の少ない時期におもしろい形の花が咲くので、庭や公園などにもよく植えられている。高さは普通2~6m。葉は互生し、長さ5~10㎝の菱形状の円形または広卵形で、平行に並んだ脈が目立つ。葉の先はやや三角状に尖り、基部は左右の形が異なる。縁には波状の粗い鋸歯がある。花期は2~4月。葉が出る前に黄色の花が数個ずつ集まって咲く。花弁黄色のリボンのようで、ややねじれている。長さ1~1.5㎝、幅2㎜ほどの線形。萼片の内側と雄しべの葯は暗紫色。果実は直径1㎝ほどの卵状球形。名前の由来については、黄色の花が枝いっぱいに咲くので「豊年満作」からきたという説と、春一番に花が咲くので「まず咲く」がなまったという説とがある。分布:本州~九州。[以上、山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都32:祇園~知恩院

2010年02月24日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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2010年2月5日(金)、「平家物語ゆかりの地を巡る旅」第2日目。この日最後の目的地は「祇園」。ここは各自「自由行動」だったが、私はもちろん、妻も下調べをして行かなかったので、どこへ行ったらよいかわからない。浄土宗総本山知恩院前にある駐車場から降りた同行者たちが行く方向に従いて歩いていると、知恩院を参拝するつもりのようである。しかし、既に参観時間を過ぎていたようで入場できない。

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知恩院(ちおんいん):浄土宗の総本山で法然上人を開基とする。この地は法然上人が比叡山から下り、草庵(吉水の草庵という)を結び、初めて浄土の教えを宣布した所である。法然の死後、文暦元年(1234)に弟子勢観房源智が廟所を整えて華頂山智恩教院大谷寺と号し、自ら当寺第2世となった。応仁の乱の時には、一時兵火を近江に避けたが、のち徳川家康の手厚い帰依を受け、広大な寺地の寄進を受けて寺観を整えた。三門は徳川秀忠が元和(げんな)7年(1621)に建立した広壮雄麗な大楼門で、国宝に指定されている。このほか、本堂(御影堂・国宝)は寛永16年(1639)、大方丈・小方丈(いずれも重要文化財)は寛永18年(1641)の建築で、本堂と集会堂と大方丈をつなぐ三角間の長廊は、知恩院七不思議の一つに数えられる「鶯張りの廊下」として有名である。寺宝として阿弥陀二十五菩薩来迎図=らいごうず(国宝)ほか多数を蔵する。京都市

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 円山公園の入口近くに「祇園小唄」の歌曲碑が建っていた。

祇園小唄:祇園小唄は、長田幹彦(1887~1964)が昭和初期に祇園のお茶屋「吉うた」で作詞し、佐々紅華(1886~1961)が作曲、マキノ映画「絵日傘」(昭和5年)の主題歌として全国的に大流行し、不滅の名曲になりました。また、四世井上八千代師の振り付けで、祇園の芸舞妓さんがお座敷で必ず舞うようになり、京の花街を代表する舞踊になっています。歌詞が誕生した縁で「吉うた」の二代目女将お龍さんが長年奔走し、京都市・京都新聞社・祇園甲部を中心に各界が集まり、昭和36年11月23日、長田幹彦自筆のこの歌曲碑が、佐々紅華の譜面銅板とともにここに設置されました。平成14年11月23日 京都市長

http://www.gion.or.jp/gion_tenkei/m32.html> [祇園小唄碑]

http://ryu3.cocolog-nifty.com/dragontail/2006/11/post_41ef.html [dragon-tail:京都と「作家」その6 長田幹彦]

http://blogs.yahoo.co.jp/meitoku55305/22604027.html[祇園小唄に感謝の献花 舞妓ら歌詞も朗読 円山公園 歌碑の前-]

http://www.gion-fukuzumi.com/mycom/?mid=89[京都 旅館 福住 京都市東山区祇園]

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 「祇園小唄」の歌曲碑の近くに、お多福南天(おたふくなんてん)と呼ばれるナンテン(南天)の矮性種があった。真っ赤に紅葉した葉がとてもきれいだった。

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メギ科 ナンテン(ナンディナ)属 Nandina:</atrong>インドから日本に1種が自生する常緑または半落葉性低木。ナンテン(南天)N.domestica>は、日本では中部以南の山林に自生する常緑低木で、縁起木として庭園に多く植えられる。ナンテンの語源は「難転」とか「「成る天」であるといわれる。Nandina(ナンディナ)は、日本語の「ナンテン」が語源。

オタフクナンテン(お多福南天/於多福南天) Nandina domestica cv.Otafukunanten

別名:オカメナンテン(阿亀南天)、ゴシキナンテン。ナンテンの矮性種で耐寒性常緑低木。成長がとても遅く、樹高は30~60㎝ぐらいでおさまりあまり大きくならない。普通剪定いらずでコンパクトにまとまる。(ただ、自然環境で放任して栽培した場合は、もっと伸びるものもある。)花期:5~6月。紅葉:12~2月。日陰でも良く育つので北側のグランドカバーに向く。

 紅葉が素晴らしく、冬花壇のグランドカバーにおすすめ。5月ごろから葉色が戻っていき、ライムグリーン~青葉になる。冬の低温にあたると葉色が赤くなる。普通のナンテンは果実がなるが、お多福ナンテンの果実は見たことがない。

 3~5月が最も葉が少ない時期になる。理由は古い葉が落葉すること、新芽が春風で乾燥して傷みやすいことによる。新芽はしんなりしていてビロビロ。風を長時間受けて急激に乾燥すると黒くなってチリチリになる。耐寒性、耐暑性、耐病性が共に強く、害虫がつきにくい、日陰に強い、潮風や乾燥に強い、やせ地に強い、萌芽力が強い、刈り込みに耐えるなど魅力満点。

 用途:グランドカバー、鉢植え、盆栽、記念樹、花壇、工場緑地帯、街路樹、学校、公園、ゴルフ場。

 

http://www.hanahiroba.com/niwaki-nanten_otafuku.htm [オタフクナンテン 花ひろばお買い物]

http://www.kawasakimidori.main.jp/webzukan/otahukunantan.html [オタフクナンテン(お多福南天)]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_2238.html[四季の山野草(オタフクナンテン)]

http://www.hana300.com/otafuk.html [お多福南天(オタフクナンテン)]


平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都31:若一神社と楠(くすのき)

2010年02月23日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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2010年2月5日(金)、鞍馬山の参拝を終えて、次の目的地「若一神社(にゃくいちじんじゃ)」(京都市下京区七条御所ノ内本町98)に着いたのは、15:30時。近くに駐車場がないというので、路上にバスを停めたままの参拝となった。15:50時までの予定だったが、15:38時でバスに戻った。

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 平清盛公西八条殿跡:西八条殿は50余の邸があったと伝えられている。清盛は六波羅に「泉殿」を構えたが、忠盛から継承した別宅に「西八条邸」があり、こちらには妻・時子が住んだ。方六町に及ぶ広大な地を占めていたというが、今では梅小路蒸気機関車館、JR東海道本線、東海道新幹線などの敷地と化して、よすがをしのぶべくもない。東海道本線で京都駅から西に1つ目、西大路駅の北側、西大路通りに面して「西八条邸」の一角と伝わる若一神社(にゃくいちじんじゃ)があった。小さい社の境内には神木・清盛手植えの楠(くすのき)や冠衣束帯の清盛像が立つ

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若一神社(にゃくいちじんじゃ):宝亀3年(772)創建。主祭神 若一王子。(神仏習合の神、熊野三山に祀られる熊野十二所権現は三所権現・五所王子・四所明神に分けられ、若一王子は五所王子の第一位である。若一王子の本地仏は十一面観音で天照大神あるいはニニギノミコトと同一視された)。

http://www.kyoyo-jinjacho.or.jp/shrine/05/010/index.html [若一神社]

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 平清盛像:石の鳥居を入ると、すぐ右側にある冠衣束帯姿の清盛像(「平相国平清盛公」)がある。

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 楠社(くすやしろ):樹齢800年を超すと伝えられる楠(くすのき)の大樹を祀る。清盛公が仁安2年(1167)2月10日に太政大臣に任ぜられたのに感謝して御手植えされたと伝えられているもので、若一神社の御神木。商店や会社が建ち並ぶ西大路通り沿い八条付近に、一角だけこんもろした木が生い茂る。若一神社の目印であり、象徴となっている。大樹の下には楠社が建てられ大楠を祀っている。

 http://kansai.hibiyakadan.com/page.jsp?id=2577193 [若一神社のクスの木]

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 祇王(平清盛の寵愛を受けた白拍子)の歌碑がある。「萌えいずるも枯るるも同じ野辺の草何れか秋にあはではつべき」

 ある時期には清盛はもっぱら「西八条邸」に暮らしたといい、ここを舞台として語られる清盛の「世のそしりをも憚(はばか)らず、人の嘲(あざけ)りをもかへりみ」ない行いが「平家物語(巻1)」の「祇王」である。

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 銘水(若一神社神供水):平清盛公熊野詣での折、御神託により仁安元年(1166)11月10日、西八条殿内に隠れたる御神体を世に出し、社殿を建立し奉斎して以来、日供祭(にっくさい=毎朝行われる崇敬者の安寧を祈るお祭り)で御神前に供えられてきた御神水

 古くから銘水として知られる地下水で、開運出世の水として、新生児誕生に際しての産湯としても有名。運が開けたなど御神水による様々な奇跡が広まり、水を汲む人々が跡を絶たないとのこと。水は持ち帰り自由。

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若一神社の境内には、若一王子を祀る本社のほか、稲荷大神を祀る稲荷社、松尾大神を祀る松尾社、高砂尉と姥を祀る寿命社、弁財天を祀る弁財天社、明治以降の奉仕神職総代特別崇敬者のみ霊を祀る祖霊社、(楠木御神木を祀る楠木社)がある。

 http://www.kamimoude.org/jinjya/kyoto-city/shimogyou/si-nyaku/index.html [若一神社]

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若一王子を祀る本社

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平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都30:鞍馬寺仁王門付近

2010年02月22日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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2010年2月5日(金)、鞍馬寺の本殿金堂から戻る際、一人でさっさとケーブルカーで降りてきたら、同行者たちは由岐神社や義経公供養塔を見ながら歩いて下りてきたという。ケーブルカーの山門駅でしばらく待ったが、14:17時になっても来ないので門前の方に行ったら、皆は鞍馬寺駅の方まで行った後だった。

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 狛犬ならぬ「阿吽の虎(あうんのとら)」の石像

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 鞍馬寺の仁王門に向かう左側にある一見旅館のように見えるのが、修養道場(しゅうようどうじょう):廃絶した山内の十院九坊を一棟に結集する形で、昭和39年に建立されたという。聖観音像が祀られており、万物を差別なく潤す観音さまの慈愛の心を先立ててゆく場で、法話や写経を通して、また書道・茶道・華道・陶芸などにより「心をみがく」道場とのこと。

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 (上)昼食をとったお食事処・雍州路(ようしゅうじ):精進料理の店。

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 鞍馬寺の仁王門前石段の右側にある駐在所。(下)

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鞍馬駅・鞍馬山周辺には、お土産やさんが沢山ある。「鞍馬と言えばやっぱり!木の芽煮」とのこと。(下)趣味の店 八重門

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(下)喫茶 油屋

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9E%8D%E9%A6%AC%E5%AF%BA [鞍馬寺-Wikipedia]