本殿金堂(ほんでんこんどう):千手観世音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊の三尊尊天(そんてん)を祀っている。標高410mの所にある。
閼伽井護法善神社:本殿金堂の右(東)側にある水の神社。
(上)参拝者御休息所
光明心殿(こうみょうしんでん):本殿金堂の左隣(西側)にあるお堂で、護法魔王尊が祀られており、護摩供を修する道場。大地の力・護法魔王尊とは、650万年前に人類救済の使命を帯びて金星から天下ったとも伝えられている。古くは2億数千年前、新しくとも7000万年も前の地質で成り立つ鞍馬山は、有史以前から、護法魔王尊が素晴らしい波動を発しつづける霊山とされ、この波動を感じて鑑禎上人(がんちょうしょうにん)や藤原伊勢人(ふきわらのいせんど)、それ以前の密教的修行僧たちが鞍馬山へとめざしたとのこと。
(上)本坊金剛寿命院:鞍馬寺寺務所、鞍馬弘教宗務本庁がある。この建物は、本殿金堂側から見ると、1階建てに見えるのが、4階建て。
本坊金剛寿命院:この入り口は実は4階で、玄関前にあるのが、瑞風庭(ずいふうてい)。
(上)瑞風庭(ずいふうてい):奥の院に護法魔王尊が降臨する様子を表現しているとのこと。
瑞風庭:この庭は650万年前人類救済の大使命を帯びた護法魔王尊が金星より「焔の君たち」を従えて、今まさに聖地・鞍馬山に降臨せんとする相を形象化したものである。北庭の白砂盛は魔王尊の乗物「天車」を意味する。南庭は、組井筒と大刈込によって鞍馬山を表現し石組は魔王尊を表わすと共に奥の院の盤座を象徴している。
本坊金剛寿命院の右方向へ進むと「奥の院」への参道入り口がある。
奥の院参道800m、霊宝殿(鞍馬山博物館)100mの看板。
(上)奥の院遥拝所:奥の院に行けない人のために設けられている遥拝所。
(上)鐘楼:奥の院参道入り口を過ぎると石段があり、登ってすぐ右に鐘楼登り口がある。
上の「奥の院」道の石段を登りきった所に、与謝野寛(鉄幹)・晶子歌碑がある。
(下)与謝野鉄幹(寛)・晶子歌碑
何となく君にまたるるここちして いでし花野の夕月夜かな 晶子
遮那王が背くらべ石を山に見て わが心なほ明日を待つかな 寛
霊宝殿(鞍馬山博物館):鞍馬山の文化財・動植物の標本を展示。
(上)冬柏亭(とうはくてい):与謝野晶子さんの書斎で、東京の与謝野邸にあったもの。霊宝殿の前、御山(奥の院)に入る門の階段下左側。
「これより奥の院へ」の標柱がある所で14:00時になった。(参詣予定時間は14:30時)。同行の仲間も気が付いたら1人だけだったので引き返してきた。
「奥の院」までは行けませんでしたが、下記のWebサイトに「冬柏亭」「息つぎ水」「屏風坂の地蔵堂」「背比べ石」「木の根道」「大杉権現社」「義経堂」「僧正ガ谷不動堂」「奥の院魔王殿」「西門」などの画像入り記事が掲載されていますので、紹介します。
http://www.kuramayama.net/ [京都府 鞍馬寺・鞍馬山 休日の癒し]