peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

盛岡市「杜の大橋」沿いのハンノキ(榛の木) 2016年11月20日(日)

2016年11月21日 | 植物図鑑

2016年11月20日(日)、JR盛岡駅西口を出て、盛岡市先人記念館(盛岡市本宮字蛇屋敷2-2)に向かって歩きました。雫石川に架かる「杜の大橋」を渡っているとき、花穂をびっしりと付けた樹木が見えました。「ハンノキ(榛の木)」ではないかと思います。

ハンノキ(榛の木)カバノキ科 ハンノキ属 Alnus japonica

低地の湿った所によく生え、高さ約20mになる落葉高木。樹皮は紫褐色で不規則に浅く裂けて剥がれる。若枝は灰褐色。葉は互生し、長さ5~13㎝の長楕円状卵形で、基部は広いくさび形。縁には浅い鋸歯があり、裏面の主脈の基部に赤褐色の毛がある。側脈は7~9対。葉柄は1.5~3.5㎝。12~3月、葉が出る前に開く。雄花序枝先に2~5個つき、はじめ直立しているが、開花時には長く尾状に垂れ下がり、黒褐紫色で長さ約4~7㎝。雄花序には柄がある。雄花苞鱗の内側に2~3個つき、花被片と雄しべは4個。雌花序は雄花序の下部の葉腋に1~5個つく。雌花は紅紫色で花被はない。成熟すると長さ1.52~2㎝の木質の果穂となり、翌年の春まで残る。堅果は長さ3~1.5㎜の広楕円形で、両側にごく狭い翼がある。用途:公園樹、建築・器具材、種子は染料。分布:北海道、本州、四国、九州、中国、アジア東北部。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/betulaceae/hannoki/hannoki.htm[ハンノキ]

http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-hannoki.htm [樹木図鑑(ハンノキ)]

http://plants.minibird.jp/hydrophytes/plants/shissei/ha_gyou/hannoki/hannoki.html[ハンノキ 西宮の湿生・水生植物]


盛岡市「岩手県立美術館」の十月桜 2016年11月20日(日)

2016年11月20日 | 植物図鑑

2016年11月20日(日)、盛岡市先人記念館(盛岡市本宮字鉈屋敷2-2)を見学した後、近くにある岩手県立美術館(盛岡市本宮字松幅12-3)のレストランで昼食を摂りました。広い庭に植栽されたジュウガツザクラ(十月桜)が、花を沢山咲かせていました。

 

 ジュウガツザクラ(十月桜)バラ科 サクラ属 Prunus×subhirtella cv.Autumnalis

落葉低木~小高木。コヒガンザクラの園芸品種で、4月上旬と10~12月の2回花が咲く。樹皮は暗灰褐色。若枝、成葉、葉柄などに毛がある。葉は互生し、長さ4~10㎝の倒披針形で質はやや厚い。先端は長く鋭く尖り、基部はくさび形で、縁には先端が芒状の重鋸歯がある。葉身の下部に2個の腺点がある。白色のものが多いが、淡紅色、濃紅色などもあり、3~5個が散形状または散房状に咲く。花は直径1.5~3.5㎝。花弁は楕円形または卵円形で5~15個、時に16~18個のものもある(八重)。雄しべは50~60個。雌しべは1個で雄しべよりやや長い。萼筒は長さ7~8㎜で膨らみ、無毛または少し毛がある。冬に咲く花小形で小花柄が短く、春咲く花やや大形で小花柄も長い。果実は稀につく。用途:庭木、公園樹、鉢植え、盆栽、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市「東山文化祭」の生け花展(その9) 2016年11月5日(土)

2016年11月19日 | 植物図鑑

2016年11月5日(土)、東山地域交流センター(一関市東山町長坂字町335-1)で始まった「一関市東山文化祭」を観に行ってきました。ホール発表や作品展が行われていましたが、ピアノ演奏などが行わているホールに展示してある「生花展」を写真を撮りながらじっくりと観てきました。

「こども生花教室」のコーナーに展示されていた中学2年生小原流・那須社中菅原さんの作品です。  

(上と下5つ)中学2年・菅原珠里奈さんの作品。

(上と下4つ)小原流・那須社中 菅原美沙子さんの作品。

 


一関市「道の駅・厳美渓」のハボタン(葉牡丹) 2016年11月5日(土)

2016年11月19日 | 植物図鑑


2016年11月3日(木)、一関市博物館(一関市厳美町字沖野々215番地)に行きました。昼食のため隣接する「道の駅・厳美渓」レストランに行ったら、出入口の傍にある常設の花卉販売所に販売用のハボタン(葉牡丹が展示されていました。

ハボタン(葉牡丹)アブラナ科 アブラナ属 Brassica oleraea var.acephala

日本で育成された園芸植物。冬の花壇の主役になっている。葉が重なり合う姿からボタン(牡丹)の花を連想してこの名がある。原種葉が結球しない系統のキャベツで、これが江戸時代にヨーロッパから入り、観賞用に品種改良された。7月頃に種子播きして苗を育てる。晩秋の低温にあうと花芽ができ、同時に葉が紫紅色に色づく葉が白くなるものもある。葉が丸く寒さに強い東京丸葉系、葉が縮れた名古屋縮緬(ちりめん)系、その中間の大阪丸葉系などの系統に分けられている。[山渓ポケット図鑑3・秋の花」より] 


一関市「道の駅・厳美渓」のリンドウ(竜胆)&エゾリンドウ(蝦夷竜胆)2016年11月3日(木)

2016年11月18日 | 植物図鑑

2016年11月3日(木)、一関市博物館(一関市厳美町字沖野々215番地)に行

きました。昼食のため隣接する「道の駅・厳美渓」レストランに行ったら、出

入口に販売用のオヤマリンドウ(御山竜胆)エゾリンドウ(蝦夷竜胆)が展示

されていました。

オヤマリンドウ(御山竜胆)リンドウ科 リンドウ属 Gentiana makinoi :

学名:ゲンチアナ。日本、朝鮮原産の耐寒性宿根草(多年草)。亜高山から高山

の草地などに生える。茎は普通数本が直立し、高さ20~50㎝になる。は対生し、

長さ3~6㎝の広披針形で、裏面は白っぽい。花期8~9月。花はやや小さく、

長さ2~3㎝で、晴れた日でも完全に開くことはなく、つぼみのような状態でいる。

分布:本州(中部地方以北)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」

より]

 エゾリンドウ(蝦夷竜胆)リンドウ科 リンドウ属 Gentiana triflora var.japonica

山地から亜高山の草地や林の縁、湿地などに生える多年草。茎は赤みを帯びるものが多く、高さは30~80㎝になる。は対生し、長さ6~10㎝の披針形で、裏面は白っぽい。9~10月、茎の先や葉のつけ根に青紫色の花が段々になってつく。花は長さ3~5㎝。リンドウの仲間は日が当たっているときだけ花が開くものが多い。切り花用に売られているのはこのエゾリンドウの栽培品。分布:北海道、本州(中部地方以北)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]