昨日の仔牛と同じく、そば粉も随分と時間が経ってしまった。今となってはとてもそば打ち用にしようとは思わない。となると、ガレットか。これだったら、微妙な蕎麦の香りは問わない。早速ガレットを作る。久しぶりのガレットは、水分がややたらなく何だかパンケーキに近いものになってしまった。しかし、味的には、小麦のパンケーキよりはこちらの方が好きである。シンプルにバターのみで食すが、やはりちょっと物足りない。残りの生地の分は具がほしい。と思ったが、チーズもないしハムもない。そうだ、レンズ豆だ。Tくんからフランス産のレンズ豆を分けてもらったばかりであった。何故かというと、レンズ豆のサラダが食べたかったから。
ということで、レンズ豆を茹でたものにヴィネグレットソースを合わせ、手元にあった紫玉ねぎのみじん切りをちょっと加えて「レンズ豆のサラダ」の完成だ。それを、ガレットの具として「レンズ豆のガレット」も完成。小さいレンズ豆(フランス産はよく見るものより一段と小さい)がぽろぽろこぼれるのが難だが、こんなものがしみじみ美味い。レンズ豆のサラダ自体が美味いのだが、ガレットの具にしても十分行ける。と、思うのだが、あまり一般受けはしないようにも思った。
写真:放置状態の洋館、ここにも蔦は。