変なところに筋肉痛が、と思ったら、どうやら柿の木から落下する寸前、足でカニバサミにして必死にしがみついたその時のもののようだ。そんな筋肉痛を抱えて、T君たちと松本の「クチーナにし村」に行く予定を立てていたところ、その日は貸切ということで断念せざるを得なかった。しかしT君は、折角予定を立てたので松本には行きましょうと言う。そこで、マンネリ気味なのだが(個人的には)「クリヨードヴァン」に行くことにした。店についたのは7時半頃。どこもそうだが、松本も年末が近いと言っても静かなものである。最近の巷の不景気は根が深い。
「シェーブルのサラダ」「レンズ豆のサラダ」(タイミングがあまりにも合っていた)「フロマージュドテット」「バベッドステーキ」(店ではこの名前ではない)などのビストロ定番メニューを中心に頼み、シェアーして食べる。グラスワインを二杯飲んだら、すっかり効いて、元々強くはなかったが、益々弱くなっていることを実感する(以前は、フルボトル一本近く飲めたこともあるのに)。飲む頻度が少なくなったのもその原因か。そして料理の方は、全体に感じることだが、一つ一つの質が以前より落ちていることが気がかりである。イマイチの率が大分多くなった。回転の悪さもそれを手伝ってるのかも知れない。
そして
次の日は、十何年かぶりに解禁直後のボジョレー・ヌーボーを飲んだ。スーパーにたまたま売ってたのでたまには良いか、と思ったのだ。ビラージュヌーヴォーで、過去飲んだものでは一番安い上に、一番普通に飲めるものだった(嘗ては美味くもないのに今の三倍はした)。デイリーとしてなら全く問題はない、とワイン通を気取って宣言。微炭酸がヌーヴォーらしさを演出していた(尤もらしいね)。
一枚目の写真は、昨日見た「ブラタモリ」で長屋を取り上げていて、そう言えばつい最近、こちらも今時珍しい長屋を撮ったのを思い出して。