ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

レンタル五本

2010年11月22日 | 映画

 

 

数カ月ぶりのレンタルDVD。借りたものは「イングロリアス・バスターズ」(映画館で見たがもう一度)「チョコレートファイター」(タイ映画マッハの女性版ということで)「ブルジョワジーの密かな愉しみ」(珍しくブニュエルがあったので)「母なる証明」(韓国の監督ポン・ジュノの作品)「シャーロック・ホームズ」の五本(五本で1000円なので無理やり五本にしたところはある)。

「イングロリアス・バスターズ」、二度目だが、筋を知ってても充分楽しめる。タランティーノの映画はよく会話の場面が冗長であると指摘されるが、これに関しては全くそうは感じない。タランティーノの映画に対する愛は不変である。

「チョコレートファイター」、マッハの女性版ということで期待したが、確かに女性のアクションとしてはハイレベルだが、どうしても振付の踊りという印象が拭えない。映画としては見るべきものはないが、阿部寛が父親役で出ているのが、唯一へーと思ったところ。

「ブルジョワジーの密かな愉しみ」、昔一度見て、その時は変な映画だが面白いという印象を持った。改めて見てみると、内容は殆んど覚えてなかったが、変なと感じたところはブニュエルの変態的視線のことであることがよく分かった。そこが魅力であるのだが、いま見てもやはり面白かった。ブニュエルは良い。

「母なる証明」、グエムルのポン・ジュノの最新作。骨太という表現がぴったりな作品を作り続ける監督であるが、今回の題材は重苦しさでは一番。母親の盲目的な愛の物語と言えるかのも知れないが、映画にスカっとしたものを求める人は絶対見ない方がいい。重苦しさに浸りたい時には最適。ちゃんとした映画。

「シャーロック・ホームズ」、ホームズがロバート・ダウニーJr、ワトソンがジュード・ロウという配役でそこそこ話題になったのか。監督はガイ・リッチー、マドンナと結婚する前は結構面白い映画を撮っていた(特にロック、ストック&トゥー.スモーキング.バレルズ)。今回は、肉体派のホームズという新解釈(という大げさなものでもないか)。特別面白いわけでもないが暇つぶしには充分でした。

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