今朝はマイナス8.2度、昨日よりは暖かいのだが、肩周辺が寒かった。どうも寝てるときの態勢などで寒さの忍び寄り具合が変ってくるようだ。
世間では今日まで正月休みの人も多いようだが、この時期の長期休暇は元に戻すのが大変なので、長期は果たして良いのか悪いのか、と思う。一番良くないのは、何と言っても家の中でのテレビ漬けだろう。腐ったような特番攻めは頭の中まで腐りそうだ。ボーっとした頭と体を引きずりながらの明日からの仕事は、さぞかし苦痛だろう。
そう言えば去年買ったトマス.ピンチョンの「競売ナンバー49の叫び」、最初の10ページを読んで以来全く読んでいなかった。単行本のくせに、字が文庫本並に小さいからなかなか読む気になれない、というのは単なる言い訳。本当は、さあ読むぞという気になれないに過ぎない。読書というのも波があり、習慣化しないとなかなか読めないものだ。そして、作家の文体が自分のリズムに同調すると一気に進む。それは本との真の邂逅の瞬間であり、それこそが読書の醍醐味なのである、などと教科書にもありそうな「読書の勧め」のような文章を臆面も無く書いてしまったのでござる。