今朝もさむーごさいました。
それにしてもパソコンの遠隔操作の容疑者、あまりに誰もが想像する犯人像、つまりオタクの原型そのままなので、姿を見た人は100パーセント納得してしまったのではないだろうか(現時点で確定したわけではないが)。しかし、こういう見方は、一つの思い込みによる冤罪を生む土壌を作ることにもなるわけだからその点は常に注意しなくてはいけない(何だか新聞のコラムみたいで尤もらしい)。
ネット上の愉快犯みたいな連中は、結局は自分のやったことを残して存在を知らしめたいようで、足跡をわざと残す。今回は明らかに脇が甘かった。というよりネット上では注意が行き届くが、現実の世界だと一気にゆるくなってしまったということだろう。現実の社会は360度の空間だから。
しかし、そういうことをしたくなるという気持ちも分からないわけではない。一人ほくそ笑むというのも密かな快感であろうことも想像できる。ネットの世界ではそんな人間が持っている部分が、何かをきっかけに制御できないほどに暴走するのだ。ブログでよく炎上するのも、そんな人間のある部分に突然火が付き集団で押し寄せた状態と言える。調子よくコメントを送っていた人がある日豹変し、突然攻撃的になり罵詈雑言を浴びせる、何てことはネットの世界では日常の風景である。怖いのは、それらの豹変した人が、現実では穏やかな普通の人と見られている人達だったりする所だ。