今年初の日本代表戦、相手はバルト三国のラトビア。連携を深めるには丁度いい相手ということなのだろうか(親善試合の相手の選考はどういう基準でやるのか)。いずれにしろ勝って当然の相手である。
今回も豪華と言われる海外組が殆どのメンバーだ。が、実は、一人一人見ていくと、あまり調子が良くない選手(或いは試合に出てない)の方が多いのだ。長谷部は最近は殆ど交代要員。岡崎はチャンスに決められないことが多く、矢張り交代要員。ウッチーは出てはいるが怪我明けから相当出来が悪い。長友はチームの調子が悪いこともあるが矢張り怪我明けから今一つの出来。乾、清武は出てはいるが、一時の勢いはない。細貝は最近は出ていない。本田に関してはロシアなのでよく分からない。それより彼が恐れているのは、このままロシアで氷漬けになることではないだろうか。香川は調子が良いとも悪いとも言いがたい微妙な状態。
試合は3-0の日本勝利と順当な結果であった。香川のアシストとか後半はそれなりに連携も取れていたが、乾以外シュートを打つ積極性が見られないところが気になった。得に香川のヘディング(シュートではなくパスを選択)に関しては、あれはないだろうと思った。まさか、マンチェスターUでのこのところの役割が体に染み付いたわけでもないだろうに。と、割に日本代表戦ではよく感じる、思い切りの悪さ(香川だけでなく)を今回も感じたのだった。まあこれは、日本の伝統的スタイルでもあるから一朝一夕では変らないだろうが。