ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

金 欠(き ん け つ) ~おもに車により

2006年05月13日 23時22分51秒 | 日記2005-10
『保険+税金+車検』
車のおかげで、ここ数ヶ月で30万ほど吹っ飛ぶ・・・
その他、思わぬ出費なんじゃかんじゃで総計50万くらい・・・
やめよう。これ以上思い出すのは。
というわけで、現在で財布に"札"がありません。
~~~~~~~
本日、工大オケとジュニアオケの合同演奏のための合同練習でした。
車を連ねて"民族大移動"。
考えてみると、二団体の合同演奏というのは初体験です。
一般的にも、複数団体の寄せ集めならあるかもしれませんが、
ニ団体の全員がのって演奏というのは、オケでは珍しいのではないでしょうか。
~~~~~~~
札幌へ向かう途中、最近見つけた苫小牧の古本屋(BOOK OFFではない)へ立ち寄りました。
結果、本を15冊購入。計1035円。
一店舗でこんなに買うのは珍しい。宝の山でした。
本が整理されていないことが多いので、BOOK OFF以外は敬遠しがちでしたが、要チェックです。
~~~~~~~
実家について、母の手料理をたらふく食べた。
『母の日』みやげは何も無し。
とりあえず、出されたものは全てたいらげ、"健康"をアピール。
ついでに"金欠"もアピールすると、お小遣いがでました。

メデタシメデタシ。
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【論】Winzeler,1999,Functional Charanterization of ~

2006年05月12日 22時14分58秒 | 論文記録
Winzeler EA, Shoemaker DD, Astromoff A, Liang H, Anderson K, Andre B, Bangham R, Benito R, Boeke JD, Bussey H, Chu AM, Connelly C, Davis K, Dietrich F, Dow SW, El Bakkoury M, Foury F, Friend SH, Gentalen E, Giaever G, Hegemann JH, Jones T, Laub M, Liao H, Liebundguth N, Lockhart DJ, Lucau-Danila A, Lussier M, M'Rabet N, Menard P, Mittmann M, Pai C, Rebischung C, Revuelta JL, Riles L, Roberts CJ, Ross-MacDonald P, Scherens B, Snyder M, Sookhai-Mahadeo S, Storms RK, Veronneau S, Voet M, Volckaert G, Ward TR, Wysocki R, Yen GS, Yu K, Zimmermann K, Philippsen P, Johnston M, Davis RW.
Functional characterization of the S. cerevisiae genome by gene deletion and parallel analysis.
Science. 1999 Aug 6;285(5429):901-6.
[PDFダウンロード]

・Microarrayを使ったORFs (open reading frames)解析法の改良。遺伝子にバーコード(タグ)をつける。

・Yeastを研究材とする理由「The budding yeast S. cerevisiae serves as an important experimental organism for revealing gene function. In addition to carrying out all the basic functions of eukaryotic cells, up to 30% of positionally-cloned genes implicated in human disease have yeast homologs.
・概要「We show that these barcodes allow large numbers of deletion strains to be pooled and analyzed in parallel in competitive growth assays. This detect, simultaneous, competitive assay of fitness increases the sensitivity, accuracy and speed with which growth defects can be detected relative to conventional methods.
・利点「The barcoding scheme thus has the potential to accelerate the phenotypic analysis of the deletion strains by allowing the growth rates of all strains to be assayed simultaneously.
・現況「Currently, more than three-quarters of the ORFs in the yeast genome have been deleted (5100 ORFS and more than 15,300 strains generated).

・自分の分野とは似て非なる分野で、内容がほとんどつかめない。単にmicroarrayで発現量を見るだけ、という使い方ではないようだ。キーとなる"deletion strains"なる言葉が意味不明。

《チェック》
nature REVIEWS Microarrays collection マイクロアレイ特集
http://www.natureasia.com/japan/campaign/microarrays/index.php
たまたま見つけた。こんなページがあったとは。。。
『犬も歩けば棒にあたる』
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もうすぐ母の日

2006年05月11日 20時16分06秒 | 日記2005-10
新聞の折込みチラシを見ると、『母の日』の文字。
そういえば、そんなのあったなぁ・・・
これまでほとんどプレゼントなぞしたことない。
たまには、なにかあげた方がいいのかな。

服飾品:ほとんど興味がない。服は普段から『いらない』といってるし、
サイズとかさっぱりわからん。アクセサリーはつけないし。

食べもの:小食なので、ほとんど食べないだろう。
『自分で作るのが一番うまい!』と豪語してるし。
自分の口にあうように作ってるんだから、あたりまえだっつーの。

花:庭いじりが好きなので、花束より鉢植えの方がいいかな。
『オレだとおもって育ててくれ』
キモチワルイな。うん。

電化製品:時代に乗り遅れないよう、DVDを導入するか。
しかし、HDD付きとかになると、とても使いこなせないだろう。
簡単操作のが出てるだろうか。予算と時間的にきびしい。

旅行:予算と時間的に(ry

肉体労働:食事後の皿洗い、掃除、洗濯。
たぶんこれが一番喜ばれる。予算もいらない。
ただし、一番メンドクサイ。


結局、元気な顔見せるのが一番か。
こうして今年も過ぎ去ってゆく母の日。(*´∀`*) アハハ
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【本】「気」で観る人体

2006年05月10日 22時36分58秒 | 読書記録2006
「気」で観る人体 経絡とツボのネットワーク, 池上正治, 講談社現代新書 1126, 1992年
・「誰でも気軽にできる!このツボを押せば、あなたも今日からウハウハ健康生活!!」のような内容を期待していたのに、『黄帝内経(こうていだいけい)』をはじめとする中国の古い医学書の解説書といった感じで、個人的には期待外れの内容。「気」が体内を巡る道筋をひたすら追う、その展開が単調なので、"読み物"としてはイマイチ。
・「気」やツボについては、現代科学ではまださっぱり正体不明とのこと。
・「中国は文字の国であり、中国人は記録の人である。黄帝の下臣である蒼頡(そうきつ)が、鳥の足跡をヒントにして漢字を創造した、と神話にはある。」p.15
・「春秋戦国の乱世を生きた孔子は、今日使う意味で、はじめて「気」という言葉を用いた人物である。」p.16
・「「気」の流れるコースが経絡であり、「気」の発するポイントがツボである。」p.24
・「中医学では、体内の重要な組織として、六つの臓(肺・脾・心・腎・心包・肝)、六つの腑(大腸・胃・小腸・膀胱・三焦・胆)があるとする。すなわち六臓六腑である。」p.30
・「ヨーガも気功も、肺の呼吸と、体内に新たに生じるエネルギーの関係に、深く着目していることは事実である。」p.43
・「空腹を感じるのは、胃のなかが空になったからではなく、血液中の糖分(グルコース)が減ったことを脳の細胞が感知するからである。」p.74
・「髄について忘れてならないことは、「脳は髄の海」の一句である。中医学では、脳を独立した臓腑として扱っていない。記憶を主る脳を、髄によって満たされた空間であると考えている。」p.146
・「経絡上にあるツボ、すなわち経穴は、最初の中府から最後のツボである期門まで数えて、合計361個である。」p.206
・「(肝臓について)しかも、驚くほど大量の貯えであり、栄養状態を良好にしている人であれば、ビタミンAで数ヶ月、ビタミンB12で2~4年間は、新たに摂取しなくても問題がないという。」p.212
・「キルリアン写真は、1940年代のソビエトで開発された高電圧写真であるが、「内なる体の光」(オーラ)、すなわち「気」を写すことができる。」p.222
・「「生命は光である」という興味深い研究がある。稲場文男工学博士(東北大学電気通信研究所前所長)の主宰する稲場生物フォトン・プロジェクトの研究である。それによれば、あらゆる生命体は発光しているという。ホタルの光よりはずっと小さいが、生体の組織や細胞は人間の目に感じないほどの微弱な光をだしているという。」p.224 怪しいニオイがプンプンする・・・ リンク先を見ると国家プロジェクトとしてやっていたのですね。その他のプロジェクトもキワ物が多いような・・・そのうち『ドラえもんの開発』とかやりだしそうだ。『ERATO 戦略的創造研究推進事業(総括実施型)及び創造科学技術推進事業』 面白そうなので覚えておこう。
・「気功は精神と肉体を統一する、といえばすこし大げさである。だが少なくとも、両者を有機的に結びつけることは確かである。」p.227
~~~~~~~
しょうりょう【渉猟】 広くあちこちをわたり歩いて、さがし求めること。また、広く書物に目を通すこと。「山野を渉猟する」「文献を渉猟する」
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【論】Causton,2001,Remodeling of Yeast Genome~

2006年05月09日 21時54分12秒 | 論文記録
Helen C.Causton, Bing Ren, Sang Seok Koh, Christopher T.Harbison, Elenita Kanin, Ezra G.Jennings, Tong Ihn Lee, Heather L.True, Eric S.Lander, and Richard A.Young
Remodeling of Yeast Genome Expression in Response to Environmental Changes
Molecular Biology of the Cell Vol.12, 323-337,February 2001
[PDFダウンロード][Webサイト]

・Yeastの複数環境(刺激)下での遺伝子発現応答を、クラスタリング解析し、生物学的考察を加える。Gasch(2000)の論文とほぼ同じ構成。
・7種の環境(刺激)
1.Heat Shock [0 15 30 45 60 120 min]
2.Acid [10 20 40 60 80 100 min]
3.Alkali [10 20 40 60 80 100 min]
4.Hydrogen Peroxide(H2O2) [10 20 40 60 120 min]
5.Salt [15 30 45 60 120 min]
6.Sorbitol [15 30 45 90 120 min]
7.Diauxic Shift [9 11.5 13 15 16 18 20 h]
・クラスタリング:Eisen等によるソフトを使用。
・環境変化に応答する遺伝子を次の二つに分けて考察。
1.Common Environmental Response (CER) genes
2.Environmental-specific response genes

・問題点「The complete set of genes induced by various environmental changes has not been established; therefore, it is not yet clear that these activators are responsible for coordinate induction of these genes.
・CER genesの定義「From this list, the genes that changed at least twofold in five or more time courses were selected as CER genes.
・Environment-specific response genesの定義「To confer specificity, a second criterion required that genes induced in response to heat were not induced or repressed by more than two-fold in response to any other environment change (0.5<fc<2 for other time courses).
・「The CER thus involves ~10% of the genome;
・酵母遺伝子の性質「It is notable that many of the genes known to be induced in high-saline conditions, including ENA1, are induced by multiple stresses, suggesting that ion homeostasis is a critical response for most environmental changes.
・わかったこと「We found that approximately two-thirds of the genome is involved in the response to environmental changes.

・このデータは使えるかも。

《チェック》
・Winzeler EA et al,Functional characterization of the S. cerevisiae genome by gene deletion and parallel analysis., Science. 1999 Aug 6;285(5429):901-6.
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演奏スケジュール 2006

2006年05月08日 22時14分13秒 | 日記2005-10
これを見て、もし一人でもお客さんが増えたらいいな、と思い、書いておく。
お暇があったら、おいでませ~♪

<演奏スケジュール 2006>
5/21(日) 札幌市民オーケストラ アトリエコンサート@芸術の森アートホール
 ハイドン61番、「ローエングリン」前奏曲、シューマン4番

5/27(土) 室蘭市民オーケストラ 名曲コンサート@室蘭市民会館
 魔弾の射手序曲、アルルの女より抜粋、新世界1楽章、ベト7-2楽章、ドボ8-3楽章、チャイ5-4楽章

6/3(土) 森の広場の演奏会@アルテピアッツァ美唄
 チャイコ弦セレ4楽章

6/10(土) 札幌西区オーケストラ 定期演奏会@Kitara
 フィデリオ序曲、ハイドンTp協奏曲(Solo前川和弘[札響])、マーラー5番

6/18(日) 室蘭市民音楽祭@室蘭市民文化センター
 アンダーソン舞踏会の美女、ハチャトゥリアン仮面舞踏会よりワルツ

9/24(日) 千歳フィルハーモニー定期公演@千歳市民文化センター
 レオノーレ序曲3番、モーツァルト40番、ボロディン2番

10/14(土) 札幌市民オーケストラ 定期演奏会@Kitara
 悲劇的序曲、フォーレ組曲「ドリー」、ブラームス2番

10/22(日) 苫小牧市民管弦楽団 定期演奏会@苫小牧市民会館
 レオノーレ序曲3番、未完成、モーツアルト歌劇より抜粋

11/12(日) 室蘭市民オーケストラ 定期演奏会@室蘭市文化センター
 チャイコフスキー1番、ほか

※"予定"なので全て出るとはかぎりません。

とは言いつつ、例年通りだと、これの倍はこなさなくてはならない・・・orz
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【本】クロイツェル・ソナタ/悪魔

2006年05月07日 23時28分00秒 | 読書記録2006
クロイツェル・ソナタ/悪魔, トルストイ (訳)原卓也, 新潮文庫 ト-2-7, 1974年
・トルストイというと『戦争と平和』しか読んだことがありません(たぶん)。そのときの印象は、"退屈"、"疲れる"・・・ しかしこの作品を読んでみると普通に面白く読めました。トルストイの好感度up。この密度感のある文章がタマリマセン。
・クロイツェル・ソナタ:主人公と汽車に乗りあわせた奇妙な紳士の独白。"結婚"にたいする夢と希望が全て打ち砕かれる。音楽が主要なテーマなわけではない。
・悪魔:主人公があまりに真面目すぎるが故の悲劇。
・カバーの紹介文「嫉妬のため妻を殺した男の告白を通して、惨劇の理由を迫真の筆に描き、性問題に対する社会の堕落を痛烈に批判した『クロイツェル・ソナタ』、実在の事件に自身の過去の苦い経験を交えて懺悔の気持をこめて書いた『悪魔』。性的欲望こそ人間生活のさまざまな悪や不幸、悲劇の源であるとして、性に関するきわめてストイックな考えと絶対的な純潔の理想とを披瀝した中編2作。
・「弟子たちは言った。「もし妻に対する夫の立場がそうだとすれば、結婚しない方がましです」
 するとイエスは彼らに言われた。「その言葉を受けいれることができるのは、すべての人ではなく、ただそれを授けられている人々だけである。
 というのは、母の胎内から独身者に生まれついているものがあり、また他から独身者にされたものもあり、また天国のために、みずから進んで独身者となったものもある。この言葉を受けいれられる者は、受けいれるがよい」
(マタイによる福音書第19章10、11、12)
」p.8
・「一人の女なり男なりを一生愛しつづけるなんて、一本の蝋燭が一生燃えつづけると言うのと、まったく同じでしてね」p.21
・「放蕩とは何か肉体的なことではないのです。どんな肉体的な乱行も放蕩ではありません。放蕩とは、真の放蕩とは、肉体関係をもった女に対する道義的関係から自己を開放することにほかならないのです。」p.26
・「ふしぎなことに、美は善であるという完全な幻想が、往々にして存在するものです。(中略)女が愚かなことも醜悪なことも口にせず、しかも美人だったりしようものなら、すぐさま、奇蹟のように聡明で貞淑な女性だと信じこんでしまうものですよ。」p.33
・「「なぜ人類が存続しなきけりゃならないんです?」彼は言った。」p.49
・「("結婚"について) つまり、互いに相手を通じてできるだけ多くの楽しみを得ようと望んでいる、まったく他人同士の、二人のエゴイストがね。」p.54
・「こうした意見はすべて斬新で、わたしの心を打った。」p.59
・「そう、わたしが今知っていることを、世間の人たちはまだ早急には知りえないでしょうね。太陽や星に、鉄がどれくらいあるか、どんな金属があるか、そんなことはすぐに知るにいたるでしょう。しかし、われわれの低劣さをあばいてくれるもの――これは容易にわかりゃしませんよ、ひどくむずかしいことです……」p.
・「音楽の影響で、実際には感じていないことを感じ、理解できないことを理解し、できないこともできるような気がするんですよ。」p.107
・巻末解説(原卓也)より「トルストイは、性的欲望こそ、人間の生活のさまざまな悪や不幸、悲劇の源である、と考えていた。」p.212
~~~~~~~
?たいさい‐せつ【大斎節】 キリスト教で、六回の日曜日を除いた復活節の前の四〇日間。身を清め、断食、懺悔(ざんげ)などを行う。四旬節。レント。
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BOOK OFFめぐり ~2006 GW編

2006年05月06日 22時06分53秒 | 日記2005-10
お正月に続いて、めぐってきました、BOOK OFF。

 菊水元町→伏古→光星→北41条→麻生駅前→屯田→前田→宮の沢→琴似→南1条→中の島

の計11店舗。全て札幌。
もう2~3店行こうかと思ったけど、途中からなんだかどうでもよくなってきて、気力・体力が持ちませんでした。
どうやら1日10店くらいが限界のようです。

本日の収獲
・文庫本×17 = 2265円
・新書×14 = 1470円
・CD×6 = 5300円
・DVD×1 = 1250円
・サービス券 -400円
合計 9885円

・はじめに『川下店』に行ったが、いつのまにやら移転していた!移転先くらい明記してくれぇ~
・『北41条店』で見かけた車(赤のS2000[←目立つ])を『屯田店』でも見かけて苦笑。同士がいた。
・収獲がなかった(何も買わなかった)のは『南1条店』のみ。商品数は多い方なのに意外。
・『ローマ人の物語』が1~20巻までそろった。3月の姫路で21~23巻を買わなかったのが悔やまれる。だって重いし・・・
・因みに、全て定価で買ったとすると、合計33093円。大体定価の3割か。走り回る苦労を考えると、得なんだか、損なんだか。
・もうしばらくBOOK OFFはいいです。。。つかれた。。。
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【論】Yukawa,1934,On the interaction of elementary ~

2006年05月05日 21時51分51秒 | 論文記録
Hideki Yukawa
On the interaction of Elementary Particles. I.
Nippon Sugaku-Buturigakkwai Kizi Dai 3 Ki Vol.17 (1935) pp.48-57
[PDFダウンロード]

・量子論に関するある計算をすすめていくと、どうも実際と合わない部分がある。ここで仮の物質の存在を仮定すると、計算が上手くいく。よって未知の物質が存在するのではないか、という筋。

・問題点「Unfortnately the interaction energy calculated on such assumption is much too small to account for the binding energies of neutrons and protons in the nucleus.
・疑問点「As such a quantum with large mass and positive or negative charge has never been found by the experiment, the above theory seems to be on a wrong line. We can show, however, that, in the ordinary nuclear transformation, such a quantum can not be emitted into outer space.
・仮説「The reason why such massive quanta, if they ever exist, are not yet discovered may be ascribed to the fact that the mass mv is so large that condition |WN-WP|>mUc2 is not fulfilled in ordinary nuclear transformation.
・謎の物質「The interaction of elementary particles are described by considering a hypothetical quantum, which has the elementary charge and the proper mass and which obeys Bose's statictics.

・いうまでもなく、湯川秀樹氏がノーベル賞をとるきっかけとなった、「中間子の存在の予言」に関する論文。専門外とはいえ、数式が全然わかりまへん。。。 著者は当時28歳。これが初の(投稿)論文だとか。
~~~~~~~
・論文記録20本記念、ということで全く専門外の論文を読んでみました。1本目と10本目と比較して、10本目と20本目の読む早さの違いは微々たるもの。上達曲線も頭打ちの状況です。いまのところ辞書をひいたときは、その単語の意味を余白に0.35ミリの極細赤ペンで書き込んでいます。この作業を無くせば更にスピードアップが望めそう。目標週3本!
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【本】科学の中の統計学

2006年05月04日 21時58分09秒 | 読書記録2006
科学の中の統計学 現代科学と統計数理の接点, (編)赤池弘次, 講談社ブルーバックス B-692, 1987年
・統計に関するセミナーの講演録を5本収録。講演者はいずれも国の研究機関の所長。よくこれだけの面子を集められたものですね。主催の赤池氏にはそれだけ力があるということか。この赤池氏の考案した赤池情報量基準(AIC)はときおり私の研究分野でも見かけます
・モロに研究者向けの講演そのままなので、そのノリについていくのは入門のつもりで読む人には多少つらいかもしれません。
はじめに 赤池弘次
・「ボルツマンの研究は、最終的にはエントロピーの確率論的解釈に導かれますが、そこに現れるエントロピーの数学的表現は、その後登場した情報量と呼ばれる量と完全に一致しています。」p.5
・「得られたデータをさまざまな角度から眺めるうちに、データの語る意味がしだいに明らかに浮かび上がってくる。これを目にした瞬間のおどろきともいえるよろこび、これこそは統計学的研究の醍醐味であります。」p.6
1.私の研究と統計学 ―フィールドサイエンスの立場から
国立極地研究所長 松田達郎
・南極での人間観察における視点の設定の仕方が、なるほどと思わせる。家族との手紙の数、ヒゲ面の数、あだ名のつけ方、流行語の変遷、アイスクリームの消費量、食堂での席順、などなど。材料が少ないと思われるような状況でも、探せば研究対象はいくらでも見つかるという好例。
・「私はそれ以来、統計学というのは、データの後始末の学問ではなくて、一つの学問を研究する際に、その学問の考え方の中に生かされるものだということを思っているわけであります。」p.21
2.数理科学と宇宙科学の接点 ―主としてエックス線天文学を中心として
文部省 宇宙科学研究所長 小田稔
・話が一番専門的。
・「赤池 もちろんデターミニスティック・シグナルがあるとして、フィットしたモデルですと、最初ガーッと揺れていて、それでだんだん小さくなって、振動しながらだんだん消えていく、そういう形になるわけです。」p.145 とっても理系のセミナーっぽい会話。。。
3.私の研究と統計学 ―言語の社会的調査を通して
国立国語研究所長 野元菊雄
・「私は統計のユーザーにすぎないと思っております。自動車の運転免許を取れば、自動車のメカを知らなくても運転できる、ちょうどそれと同じでありまして、中のことは何も知らないわけで、ただそれを使わせていただいているという立場であります。」p.151
・「この「統計の日」は10月18日だそうですけれども、」p.151 そんな日あるの~!?
4.人類遺伝学の研究と統計学のかかわり ―網膜芽細胞腫の遺伝をめぐって
国立遺伝学研究所長 松永英
5.統計数理研究の特質 ―その抽象性と具体性
文部省 統計数理研究所長 赤池弘次
・「統計数理とは統計的な概念、これはいろいろ統計的な見方、考え方をことばで表現したものでありますが、そういうものがだんだん豊かになっていくような、そういう展開を目的とした数学的な理論といったらよいのではないかと思われます。」p.219
・「今入ってきた新しいものを、必ず自分の持っている経験やその他の情報と対比する。これが統計的な見方の本質であります。」p.221
・「統計数理には、抽象的な性格と具体的な性格の二面がありまして、具体的なものとの接触を通じて抽象的な考えあるいは方法が発展させられていく、これが統計数理の研究の特質であります。」p.243
統計(数学)用語解説 鈴木義一郎
ポアソン過程:加法過程{X(t)}において、s<tという勝手な2点間での値の差X(t)-X(s)の変動が、(t-s)に比例する平均をもつポアソン分布に従うとき、{X(t)}をポアソン過程という。」p.V いやいやいや・・・これが"用語解説"と呼べるのかどうか。。。
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?蟷螂が斧(おの)を=もって 隆車(りゅうしゃ)に向かう (蟷螂が、前足をふりあげて、高く大きい車に立ち向かうの意から)弱者が自分の力をかえりみないで強者に立ち向かう。無謀で、身のほどをわきまえないことのたとえ。蟷螂の斧。
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