ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【練】『炎の第九』まで残りひと月

2008年06月17日 08時06分15秒 | 練習記録
♪千歳フィル練習 2008.6.14(土)18:30-21:30@千歳市民文化センター控え室5
曲 第九 1 → 4(部分的に) → 2 → 3楽章

・まだまだ先だと思っていたコバケン指揮『炎の第九』までもう一ヶ月を切ってしまいました。余所の演奏会もほぼ落ち着いたので、そろそろしめてかからないと。
・練習前のアナウンスにて、コントラバス奏者がまだ若干足りず、「誰か知り合いにいませんか~?」とのこと。「それって、出たい人なんぼでもいるんじゃ……」と思ったら、「ぴかりん君、目が光りましたね、」とコンマス氏に当てられてしまいました。という訳で、心当たりのあった、当ブログにも度々登場しているコントラバス奏者に早速打診。即OK。
・この日の練習はコンマスN氏による指揮。
●1楽章:楽譜が真っさらなので、とりあえず必至に弓を複写。32分音譜の引っ掛けがやはり合わせるのが難しい。ヤバイ、と思ったら省略。それにしても1楽章はテンション上がります。
●4楽章:せっかくTrbがいらしているので。どこでやっても問題になる、最終の Maestoso 部分を細かく。
●2楽章:たとえ ff でも全部の音を強く弾かない。やかましくしない。第九は過去Vn1しか弾いたことがなくVn2ははじめてなので、出だしもついボケっとして落ちてみたり。早く慣れないと。
●3楽章:Vn2がこんなにキレイなメロディーを弾いていたとは。生きてるうちに弾く機会があってよかった。それにしてもVn1は大変そう。
・いつの間にか前プロは無し、という話になったらしい。ちょっと物足りない気も。
・ようやく参加費の1.3万を支払う。今回はトラではなく市外からの一参加者という扱い。
・チケットの販売状況について。今回は一人につき三枚割り当て。道外からもわざわざ聴きに来る人(指揮者や歌ソリストの追っかけ)が多数いるそうで、おそらく当日券の販売にチケットは足りず、前売券にはプレミアがつきそうな勢いです。
・千歳フィル団員同士の結婚について発表。メデタシメデタシ。

♪本番 小林研一郎指揮『炎の第九演奏会2008in千歳』 2008.7.13(日)15時開演@千歳市民文化センター
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【食】真御膳そば 正直家 ポスフール登別店 [和食@登別]

2008年06月16日 22時05分02秒 | 外食記録2008
真御膳そば 正直家 ポスフール登別店(しんごぜんそば しょうじきや ぽすふーるのぼりべつてん)[和食@登別][HomePage][Yahoo!グルメ]
2008.5.27(火)11:40入店(初)
注文 冷やかしうどん 700円

  
・ポスフール登別店の一階にあるお店。表通り側の入口を入ってすぐの場所です。
 
・店内は和食のファミリーレストランの雰囲気。かなり広くて50~60人くらいは楽に入りそうです。BGMはジャズ。
・まだ12時前でしたが、お客さんが続々と来店。そこそこ流行っているようです。

・この時はなんとなく、そばよりうどんにひかれました。冷たいうどんに鶏と長ネギの天ぷら、そして大根おろし、ノリ、ワカメなどが乗っています。

・うどんは、学校給食のようにさっきまでビニールパックに詰まっていたのではないかという感じ。噛んでいるとあごが疲れてきてしまうほどの強烈なコシでした。特に量が少ないというわけでもないのでしょうが、何故か、「たったこれだけ??」という物足りなさを感じました。

  
  
  
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【本】蟹工船・党生活者

2008年06月16日 08時06分21秒 | 読書記録2008
蟹工船・党生活者, 小林多喜二, 新潮文庫 こ-2-1(547), 1954年
・最近話題になっていると聞き、そういえば買い置きの本の中に混じっていたかと思い出し、手にとった本。たまには流行り(?)の本も。
・かつて合法的に国の機関によって殺された著者による、どちらも日本の裏歴史がテーマの小説。
○蟹工船:船で苛酷な労働を強いられる労働者たちが、徐々に団結し、遂には反乱を企てる様子を綴ったもの。
・前半はアウシュビッツの獄中記を読んでいるような気分にさせられます。強制労働をさせられるのが、戦争捕虜や囚人というわけではなく、半ば騙されて連れてこられた出稼ぎ労働者や学生アルバイトなどの一般人であるところが、尚恐ろしい。
○党生活者:政府の追跡をかわし、ゲリラ活動を続ける党生活者の日常。その描写は実にリアル。
・こちらの方が「蟹工船」より年をおいて後に書かれただけあって、小説としての完成度が高い。
●蟹工船
・「蟹工船は「工船」(工場船)であって、「航船」ではない。だから航海法は適用されなかった。二十年の間も繋ぎッ放しになって、沈没させることしかどうにもならないヨロヨロな「梅毒患者」のような船が、恥かしげもなく、上べだけの濃化粧をほどこされて、函館へ廻ってきた。(中略)――それに、蟹工船は純然たる「工場」だった。然し工場法の適用もうけていない。それで、これ位都合のいい、勝手に出来るところはなかった。」p.28
・「生命的(えのぢまと)だな!」それが――心からフイと出た実感が思わず学生の胸を衝いた。「やっぱし炭山と変らないで、死ぬ思いばしないと、生(え)きられないなんてな。――瓦斯(ガス)恐(お)ッかねど、波もおっかねしな」」p.33
・「人間の身体には、どの位の限度があるか、然しそれは当の本人よりも監督の方が、よく知っていた。」p.49
・「学生の一人は、小さい時は祖母に連れられて、お寺の薄暗いお堂の中で見たことのある「地獄」の絵が、そのままこうであることを思い出した。」p.49
・「「ドストイェフスキーの死人の家な、ここから見れば、あれだって大したことでないって気がする」」p.49
・「北海道では、字義通り、どの鉄道の枕木もそれはそのまま一本々々労働者の青むくれた「死骸」だった。築港の埋立には、脚気の土工が生きたまま「人柱」のように埋められた。――北海道の、そういう労働者を「タコ(蛸)」と云っている。蛸は自分が生きて行くためには自分の手足をも食ってしまう。これこそ、全くそっくりではないか! そこでは誰をも憚らない「原始的」な搾取が出来た。」p.54
・「「馬鹿!」と、横から怒鳴りつけた。「殺されるッって分ったら? 馬鹿ア、何時だ、それア。――今、殺されているんでねえか。小刻みによ。」p.92
・「水夫と火夫がいなかったら、船は動かないんだ。――労働者が働かねば、ビタ一文だって、金持の懐にゃ入らないんだ。」p.94
・「「俺達には、俺達しか味方が無えんだ」」p.106
・「――この一篇は、「殖民地に於ける資本主義侵入史」の一頁である。」p.109
●党生活者
・「「ヒゲ」そう呼ばれているこの同志は私達の一番上のポストにいる重要なキャップだった。今までほぼ千回の連絡をとったうち、(それが全部街頭ばかりだったが)自分から遅れたのはたった二回という同志だった。」p.114
・「「女工の惚れ方はブルジョワのお嬢さんのようにネチネチと形式張ったものではなくて、実に直接かつ具体的なので困る!」」p.123
・「私達は退路というものを持っていない。私たちの全生涯はただ仕事にのみうずめられているのだ。それは合法的な生活をしているものとはちがう。」p.145
・「私の母親は水呑百姓で、小学校にさえ行っていない。ところが私が家にいた頃から「いろは」を習い始めた。眼鏡をかけて炬燵の中に背中を丸くして入り、その上に小さい板を置いて、私の原稿用紙の書き散らしを集め、その裏に鉛筆で稽古をし出した。何を始めるんだ、と私は笑っていた。母は一昨年私が刑務所にいるときに、自分が一字も字が書けないために、私に手紙を一本も出せなかったことを「そればかりが残念だ」と云っていたことがあった。」p.150
・「母は帰りがけに、自分は今六十だが八十まで、これから二十年生きる心積(つも)りだ、が今六十だから明日にも死ぬことがあるかも知れない、が死んだということが分ればやはりひょっとお前が自家へ来ないとも限らない、そうすれば危ないから死んだということは知らせないことにしたよ、と云った。」p.154
・「一定の生活が伴なわない人間の意識的努力には限度がある。一切の個人的交渉が遮断され、党生活に従属されない個人的欲望の一切が規制される生活に置かれてみて、私が嘗て清算しよう清算しようとして、それがこの上もなく困難だったそれらのことが、極めて必然的に安々と行われていたのを知って驚いた。」p.196
●以下、解説(蔵原惟人)より「わが国近代文学の歴史のうちで、半封建的な日本の現実にたいする不満と批判から、それとたたかいながら、その反映である文学そのものの革新を身をもって実践し、ついに日本の現実との対決のうちに、二十代の若さで死んでいった三人のすぐれた作家がある、――透谷、啄木、多喜二がそれである。明治以後の日本の戦闘的民主主義文学の運命はこの三つのTのうちに、この三人の国民作家のうちに、象徴的に表現されている。」p.209
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▲閉店 【食】ダイニング 芥子 [居酒屋@登別]

2008年06月15日 22時04分59秒 | 外食記録2008
▲閉店 [2009.6.23記]
ダイニング 芥子(だいにんぐ からし)[居酒屋@登別][HomePage][室蘭タウン]
2008.5.25(日)18:30入店(初)
注文 ビール + つまみいろいろ


・登別の若草町の通り沿いに、割と最近現れたお店。ちょっとオシャレな雰囲気の外観に気になっていた店を覗きにいっていました。若草の『しが』(スーパー)の左隣です。

・店内もオシャレな雰囲気。小上がり3卓と椅子席5卓ほどでカウンター席もあるようです。

・ビールとお通し。白菜やピーマンの浅漬け。

・たこわさび(350円) たこがやや大ぶり。

・とり鍋(みそ味)(2人前 1200円) 今回のメインディッシュ。こちらのお店のメニューは鳥がメインのようです。注文して2~3分ほどであっという間に出てきました。中央にしょうがが「これでもか!」と言わんばかりの山盛りに盛られています。こんなにたくさん入ってて大丈夫なのかとちょっと心配。鍋が煮立って食べてみると、「なんじゃこりゃ。。。」 心配の通りしょうがの味しかしてきません。辛い辛い。そればかりではなく、スープが何の味もしてきません。薄味とかそういうレベルの話じゃなく。塩を使わず握ったおにぎりだとか、ダシを取らずに味噌のみで作った味噌汁とかいうような、核になる味がスッポリ抜け落ちてしまっています。ふと周りを窺ってみると、他のお客は一組しかおらず何だかヒンヤリした雰囲気。こ、これは。。。

・カモスモークのサラダ(650円) こちらも息つく暇も無く、サッと出てくる。見た目はキレイで美味しそうなのですが。こちらも鍋に続いて轟沈。ドレッシングが意味不明な味。どのように作ったらこのような味になるのか、逆に聞いてみたいところ。

・レンコンチップ(300円) 油のベッタリした味しかしてきません。おそらく具がジャガイモでも大根でもタマネギでも同じ味。胃もたれ必至。

・ササミチーズ(350円) 一品も美味しい料理に当たらないのはあまりに悲しいので、最後の望みをかけて揚げ物を追加注文。一口食べて、「こら、あきまへん」 紙粘土を食べているかのような食感。

・シメのお茶。香ばしくて美味しいお茶。しかし、お茶が一番美味しかったというのは悲しいことです。
・いろいろ書きましたが、私の味覚が合わないだけで中には「美味しい!」というお客さんもいるのかもしれません。どういう経緯があって、このような味付けの料理になっているのかよくわかりませんが、まずは客の意見を広く聞くために『アンケート用紙の設置』をした方がいいのではないかと思います。店の雰囲気は良いだけに、このままにしておくのはもったいない感じ。

   
   
   
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【論】Baker,2006,Identifying genes that contribute ~

2008年06月15日 10時09分07秒 | 論文記録
Stuart G Baker and Barnett S Kramer
Identifying genes that contribute most to good classification in microarrays
BMC Bioinformatics 2006, 7:407
[PDF]

・病気判別のために抽出した遺伝子を正当に評価する手法として、Multiple random validation を提案する。従来の N-fold cross validation のように決まった比率でサンプルを training と test に分けるのではなく、サンプルをランダムに分割し、試行を重ね平均を取る。
・データ
1.Colon cancer [Alon]
2.Leukemia [Golub]
3.Medulloblastoma [Pomeroy]
4.Breast cancer [West]
・判別法:Filter with a nearest centroid rule
・判別の評価法:Receiver operating characteristic (ROC) curves、Estimated area under the ROC curve (AUC)

・問題点「The goal of most microarray studies is either the identification of genes that are most differentially expressed or the creation of a good classification rule. The disadvantage of the former is that it ignores the importance of gene interactions; the disadvantage of the latter is that it often does not provide a sufficient focus for further investigation because many genes may be included by chance.
・方法「In multiple random validation, the data are randomly split into training and test samples many times. Unlike cross-validation, the goal is not to average performance over test samples but to investigate the variability of performance over test samples and the frequencies of genes selected on random splits [2].
・目的「Therefore our goal was to identify classification rules that perform well with the fewest genes, and so may be more "robust" than rules with more genes.
・将来の展望「Future research using a wrapper would be of great interest because of the potential of the wrapper to identify genes that have good classification when considered together but poor classification when considered separately.
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今週の細々したこと 2008.6.8(日)~6.14(土)

2008年06月14日 22時07分33秒 | 日記2005-10
皆様こんばんは。ポテチは割り箸で食べるぴかりんです。

●6/8(日)
・可憐な花
 トップの写真は、美唄アルテピアッツァの駐車場の砂利に咲いていた花です。花の直径は2~3mmでとっても小っちゃくてかわいらしい花でした。
[2008.6.15追記]この花は『忘れ名草(Forget-me-not)』と言うようです。これを聞いて尾崎豊の曲を思い出す私はオジサン?

・カキ食う人たち
 大学のサークル会館前を通りかかると、外で楽器を弾きながら焼肉をする幸せそうな人たちが。この日のメインディッシュはカキだったそうです。暇が無いのでそのまま通過。

●6/9(月)
・蜘蛛の巣
 朝、アパートを出るとき、通路で顔に蜘蛛の巣が。思わずリンボーダンスの体勢に。

・チャイニーズ・シンドローム
 オケにて某氏より「最近具合が悪いのは、きっとチャイニーズ・シンドロームだよ」と言われる。外食しすぎ。確かに『健康的』とはとても言い難い食生活。外食減らそうかな。。。

・大阪新名物 たこ焼きようかん
 某氏からのお土産。関西人は何というものを作るのでしょうか。ジンギスカンキャラメルが名物の土地の人間としては、あまり文句は言えませんが。意を決して食べてみましたが、塩味のマイルド風味で意外とフツウに食べられました。

●6/10(火)
・論文記録重複
 当ブログの論文記録で、同一の論文を重複して載せていたことに偶然気がつく。いつかはやるんじゃないかと思っていましたが、一年以上も前にやっていたとは。同じ論文のはずなのに記事内容は全く違っているのが興味深い。
http://blog.goo.ne.jp/picarin2005/e/8debd8a267b0965a55050e82d6cbbc94
http://blog.goo.ne.jp/picarin2005/e/981f826608fb4a60109af5cf72ec0e43

・室蘭一望
 前々から行こうと思って後回しにしていた、学内の眺めの良い場所に初めて行ってみました。おそらく学内で一番高い場所。天気がいまいちで海までは見えず。

●6/11(水)
・運動会練習
 仕事が遅番なのでゆっくり寝坊。近所の小学校の運動会の練習で目が覚める。ドンドコドンドコ、よさこいの音楽なんかが大音量でかかったり。

・だるい~~
 忙しいようで、なんにもしていない。体が動かず。この日暑かったので、今年初めて部屋の窓を開けた。

・道新ぶんぶんクラブ「大平まゆみ 音楽の贈りもの」
 大学内で大平さん(札響コンマス)の無料演奏会がこの日あったことを後日知った。噂には聞いていたが、詳細確認を怠るうちに終ってしまった。残念無念。ついてない時ってこんなもの。
http://bunbun.hokkaido-np.co.jp/event/event_list/2008/20080604_concert.html

●6/12(木)
・研究打ち合わせ
 また、首の皮一枚つながる。車のサイドブレーキをめいっぱい引きながらアクセルをガンガン踏んでいるような状態。もう壊れる寸前。サイドブレーキを下ろせさえすればどうということはないのに。しかし、簡単なはずのその下ろし方が分からない。ここまで迷惑をかけているのに、見放されないのが不思議。

●6/13(金)
・パソコンレスュー 強敵WindowsVista
 「なんか動きが遅い」とWindows Vistaの入ったノートパソコンが持ち込まれた。原因の幅が広すぎてもうお手上げ。出来れば関わりたくないOS。「XPを入れ直してください」

・寡黙な人
 考えてみると、一日のうちで言葉を発するのが「おはようございます」、「こんにちは」などの挨拶のみで終る日が結構あるような気がします。人によってはストレス溜まるのでしょうが、全然平気。

●6/14(土)
・地震
 気のせいかと思えるほどビミョーな揺れで目を覚ます。しばらくしてテレビをつけるとえらいことに。

・やきとりの一平 學亭 オープン
 遂に工大そばのもう一つの『一平』がオープン。店の前にはヤル気マンマンの看板が。そのうち訪問することになると思います。

・天候回復
 天気が良くなれば気分も晴れるかと思ったが、全く効果なし。頭の中にモヤがかかったような感覚。かぜをひいているような気もする。
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【演】室蘭音楽協会市民オーケストラ 名曲コンサート

2008年06月13日 22時05分53秒 | 演奏記録
室蘭音楽協会市民オーケストラ 名曲コンサート
2008.5.31(土)18:30開演, 室蘭市市民会館, 入場料 前売500円・当日1000円
指揮 立山拓平, ピアノ独奏 北川真理, パート 2nd Violin

【第1部】
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調
ピアノアンコール:ドビュッシー 「月の光」
【第2部】
ニコライ:歌劇「ウインザーの陽気な女房たち」序曲
楽器紹介コーナー:フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット
生誕100年リロイ・アンダーソン名曲選:
 シンコペイテッド・クロック
 トランペット吹きの子守歌
 クリスマス・フェスティヴァル
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」より第1楽章
アンコール アンダーソン タイプライター
アンコール ロッシーニ ウィリアムテル序曲より スイス軍の行進

・室蘭での演奏会は、まずは楽器運搬からはじまります。一般団員は14時会場に集合のところ、運搬係は12時に楽器を置いてあるNHKに集合。今回はいつも使っているエルム楽器のワゴン車が確保できず、一般のレンタカーのワゴン車で運ぶことに。当初は二往復の予定でしたが、ティンパニ2台、バスドラム、コントラバス2台とその他小物をなんとか一度で積み込みました。いつもの車ではなく、楽器の間につめるクッション用の毛布が無かったので楽器が傷つかないか心配でしたが、どうにか無事運ぶことができました。また、団員でもないのに工大生が手伝ってくれて助かりました。
・リハで音を出してみると、「この会場、こんなに聴こえづらかったっけ??」というヒドイ音響。じきに耳が慣れましたが、ステージ上の人数が多かったせいでしょうか。
・開場前には結構な行列ができていました。これは手応え有り。
●理髪師:緊張の序奏から怒濤のAllegroへ。練習にて、一時はかなり早いテンポも試しましたが、本番は結局ほどほどのテンポに。満員の聴衆も固唾を飲んで見守る雰囲気で、とても緊張感の高い演奏でした。私的には今演奏会のNo.1です。つかみはOK!
・演奏会は指揮者の司会で進行。
●ショパンPコン:ソリストは地元のピアニストの北川さん。室蘭市民オケとの共演はもう4回目でお馴染みの方です。悲しいことに今回はかけがえのないピアノの師でもあったお母様を追悼する演奏になってしましました。ソリストとの合わせ練習の機会が二回しかなかったことと、そもそも巨大な曲なのできめ細かな部分までは手が届かなかったことから、何箇所か爆弾を抱えたまま本番へ。出だしは、結局最後までティンパニと息が合わず。その他、ホルンのソロに聴き惚れて落ちてしまったり、他パートでは弓を取り落としたり、今何拍目なんだか分からなくなったりとちょこちょこトラブルはありましたが、どうにか完奏。会場の雰囲気も心配したほどダレることはありませんでした。ピアノは練習の回を重ねるごとによくなり、本番ではまた一層表情が豊かになったと思います。
●ウィンザー:演奏前に指揮者がニヤッとして、「どうも、ありがとう」と私に向かって口パク。何故かというと、休憩中にピアノを片付けるついでに指揮者の譜面を整えて、この曲を開いておいたのです。やはり、気分よく演奏が開始できるのは良いものです。
●楽器紹介:もう全然忘れてしまっていましたが、昨年は弦楽器の楽器紹介をしたので、今回は木管楽器の担当ということになりました。フルート:ビゼー アルルの女よりメヌエット、オーボエ:チャイコフスキー 白鳥の湖より情景、クラリネット モーツァルト39番より第3楽章Trio、ファゴット プロコフィエフ ピーターとオオカミよりお爺さんのテーマ。というようにそれぞれの楽器の印象的なソロの一節を吹いてもらいました。オーボエにはついでにチャルメラでよく吹かれる一節を演奏し、会場を沸かせていました。あれはラーメン? いしやきいも?? このように名曲の一節を生で聴けるのは非常に贅沢なことです。
●時計:最後のホイッスルが、ショボかった。
●トランペット:さわやかでやわらかなトランペットソロ、お見事でした。
●クリスマス:指揮者が発案し、「季節に合わない」という周囲の反対を押し切りプログラムに追加された裏話を披露。個人的には好きな曲なので特に抵抗はありませんでした。
●イタリア:自分の中でのメインディッシュ。はりきって弾きました。フーガ的掛け合い部分は綱渡りの緊張感。
●タイプライター、は小太鼓のバチで代用。もっと大きくても良かった。
●ウィリアムテル:弾くとオケ内部にもめごとが起こるという噂のタブー曲ですが、出だしのトランペットのファンファーレはバッチリ。最後は大いに盛り上がり、最終音と共に待ちきれなくなったお客さんより満場の拍手!!
・客数491名[チケット半券数]+α:前半は最前列に空席がいくつか、最後列に立ち見が10人ほどと、座席数約500の会場はびっちり満員でした。立ち見の方には申し訳なかったです。後半は用事があるのかお客さんはちょっと減って座席に余裕ができました。
・プログラム的にはバラエティーに富んだ内容で、お客さんには喜んでもらえたのではないかと思います。
・これまでの物を刷新し、今回は私が作成した新しいアンケート用紙を使用。解答項目を極力省き、シンプルにしました。どのような回答があったのかはまだ見ていません。見るのが楽しみですが、集計の暇はあるかなぁ。。。
・今回初の試みとして前売券500円に対し、当日券を倍の1000円と差をつける作戦を実施。これによる混乱は特に無かったようですが、各チケット販売所の前売券の売り上げがこれまでにないほど良く売れました。単純に、高い当日券を避けたという解釈で良いのか、果たしてこれが集客アップにつながったのかはよく分かりません。少なくとも一律500円にするよりは、オケの収益は上がりました。
~~~~~~~~~~
<運営上の反省点>
 今回は、個人的に特に調子が悪く、演奏会の運営について手のまわらない点が多々あり、ボロボロでした。全部が全部私の責任というわけではありませんが、全部ひっくるめて忘れぬようにメモ。
・演奏曲は直前に変更しない。楽器紹介の楽譜の準備で振り回され、楽譜係・パートリーダーとして大迷惑。オケ全体で演奏する曲については特に慎重に決定を。
・弓は早めに決定。事前に他パートと弓合わせもせず、本番当日にも楽譜に書き込んでいるような状態で、後ろの方々に迷惑をかけてしまいました。
・楽器運搬に毛布やヒモの用意。いつもと違う車の場合は付属品に注意。
・時間の連絡は適確に。当日2時リハ開始だと勘違いして、時間に遅れまいと遠方より必死で到着したお手伝いの方が数名。しかし会場はまだピアノの調律をやっているような閑散とした状態。音出しに遅れてほしくない気持ちはわかりますが、「2時集合」よりも「3時リハ開始」と連絡した方が親切。
・花束ガールの手配失念。
・受付用文房具運搬失念。アンケート用エンピツだけは忘れなかったが。
・譜面台約2本不足。目測を誤った。個人の所有物を持って来てもらうはめに。
・ステマネ係の不在。いつオケが舞台に入って、いつアナウンスを入れるかを舞台裏で指示する係がおらずちょっと混乱しました。
・着席を促すアナウンス。前半は立ち見のお客さんがいたので、指揮者が引っ込む曲間に、「前の方の席が空いてます」など、一言アナウンスがあってもよかった。休憩中にアナウンスをするも時既に遅し。
・チケット販売数ギリギリ。一歩間違えば、お金を出してチケットを買ったのに満員で座席が無いという事態になりかねないところでした。これだけお客が入るとなると対策が必要。
・足元に注意。終演後、会場裏口から出る際、雨が降って暗かったので階段を踏み外し、楽器を背負ったままアスファルトに豪快に転がる。ヨレヨレ。もう踏んだり蹴ったり。
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▲閉店【食】ラーメン厨房 誠や [ラーメン@室蘭]

2008年06月12日 22時02分53秒 | 外食記録2008
▲閉店 いつの間にか更地になっていた [2019.7.19記]
ラーメン厨房 誠や(まことや)[ラーメン@室蘭][Yahoo!グルメ]
2008.5.25(日)11:50入店(初)
注文 とくせん みそラーメン 700円

  
・室蘭の寿橋をくぐり線路と平行に走る道路沿い。寿橋より100mほど鷲別側。
・営業は昼のみで夜はやっていないようです。
 
・店内はカウンターが約10席と、テーブルが3卓。そしてスタッフは4名。

・メニューには『とくせん』の文字がありますが、特に意味は無いようです。これとは別に『ふつう』の味噌ラーメンがあるわけではありません。
 
・スープはほんのりした甘味と、独特のコクがあるマイルド風味。チャーシューも地味に美味しい。一見どこにでもあるようなラーメンに見えますが、よく味わってみると、かなりの試行錯誤の末に辿り着いた味ではないかと思えます。『平凡の中の非凡』なラーメン。

・具は、チャーシュー、メンマ、長ネギ、ワカメ、ノリの他に、他ではあまり見ないニンニクの薄切りも。

  
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【本】女子の生きざま

2008年06月12日 08時07分12秒 | 読書記録2008
女子の生きざま, リリー・フランキー, 新潮OH!文庫 016, 2000年
・"あの" 『東京タワー』の前に、同著者はどんな物を書いていたのか。あったのは、ただただこの興味のみです。でなければ全く見向きもしなかったであろう本。
・渋谷の女子向け雑誌に連載した、「女子の生きざま」をテーマにした小文26編をまとめたもの。各章に直筆のイラスト入り。
・所々にキラリと光る人間洞察が見られますが、とにかく無駄にオゲレツ用語が頻出し、それを避けて書き抜くのも一苦労です。
・本編より数年の時間を置いて書かれた「文庫版のためのあとがき」が秀逸。
・「女性にとって、この「女子」という時期はとても大切な時期です。「女子の季節」を暮らし間違えたら最後、地獄のような人生を送らなければイケマセン。ここでは毎回、幸せな人生を迎えるために重要なポイントを勉強しつつ、「女子の生きざま」を考えていきます。」p.7
・「モテる娘は汚い靴を履きません。」p.8
・「では、女子にとって必要なベシャリとは何か。(中略)重要なのは "どんだけかわいらしいセリフを吐けるか" です。ポイントは会話ではなくセリフというところ。(中略)とにかく、人は "見たまんまの人" というのが一番魅力がありません。外見との対比のある "スイートなセリフ"。コレこそが女子が幸せに暮らすためのモテ技術。」p.13
・「フロイトが言ったように、人間が行動するとき、その心理の奥底にはリビドー(性的衝動)が存在しています。  人は皆、SEXするために何かをしているということなのですよ。」p.19
・「勘違いしてはイケマセン。下着とは見せるためにつけるものです。」p.19
・「まず、男子にとって女子の下着を見るということは、そのコの日記を読むようなモノ。ここで大切なのは「人間味」です。オシャレと思って上下、キャミソールおそろいでキメたりするのはかえって味気ないモノです。(中略)「人間味」とは微妙なモノで、上はベージュなのに下は紺、ちょっと見はおかしなカンジなのですが、そのへんのハズシが逆に男子の心をワシャワシャさせたりするモノです。」p.22
・「まず、認識しなければイケないことは、アナタたち女子はみんな工業製加工品であるということです。  「生まれたままの姿で」とか「赤ちゃんみたいな肌」などと、ことさら、プレーンな自分を主張していらっしゃいますが、勘違いも甚だしいことですね。」p.25
・「このように、日本人(特に女子)はシャイでありながらも、キッカケさえ出してくれればなんでもできる、自主性はないけど、積極性はある、ええ調子の民族といえます。欲しいモノはキッカケです。とにかく、女子は背中をちょっと押して、キュー出ししてくれる男子を待っているのです。」p.38
・「そう。日本のTVの影響力は絶大。それは女子といわず、すべての人々がTVからなんらかの甘酸っぱさをインスパイアされています。  ウチのオカンでさえもみのもんたの『おもいっきりテレビ』で "ココアは健康にいい" と聞いただけで、スーパーに走り、ココアの棚に行ってみたら、もう、すでにほかのオカンたちがココアを買い占めていて、1コもなかったり。  とにかく、異常です。」p.45
・「ハッキリ言います。ボクは今まで個性的な女子というものにお目にかかったことがありません。  それは女子に限ったことではなく、個性的な人自体、ボクは知りません。」p.64
・「男子は結構そーゆーのに弱いです。男女交際は濃さです。時間ではなく濃さを求めた、アグレッシブな女子を目指してください。」p.111
・「例えば、スタイリストの世界でも、先生になればなるほど、格好がなんでもなくなってゆきます。そして、三流のスタイリストほど、100メートル先から見てもスタイリストと分かる格好をしています。」p.120
・「"惜しみなく愛は奪う"  本来、恋愛の基本であり原則であることです。恋愛をする、人を好きになるということは、相手の自由を、相手の個の存在を束縛せんと抗うことです。たとえ、それが相手にとって迷惑なことと知っていようとも、その感情を抑えきれずに泣き、叫び、わめき、悶え苦しみ、走り、踊り、狂うこと。  今、すごい、いいこと言ってます。みんな急いでメモって、コピーして友達に配りなさい。」p.147
・「女盛りの時期に周りの男はバカばっかり。結婚なんか死んでもしたくないような男に情が移って別れられず、いつか逢ういい男とめぐり会えるまでのツナギなんてねむたいことを考えてるうちに、中で出されてハラボテになり、親からひとくさり説教された後、近所のレストランで仲間うちの結婚式。  突然子持ちになって、好き勝手できる自由な時間もなく、赤ちゃんの夜泣きにノイローゼのアナタ。しかし、ダンナは安い給料を酒と競馬と風俗に入れ揚げて家には帰ってきませんし、キャバクラ嬢に熱を上げてサラ金地獄。このコさえいればと離婚したモノの、その子供もバカでトルエン中毒。  まさに、星の輪廻。そして、続・星の輪廻です。  若いうちに何かしなさいと大人が言うのはこのことです。」p.169
・「でも、こうやって女子のことを考えていくうちに、つくづく女子って大変だなぁと思いました。髪の毛を脱色してセットして、マユ毛そろえて、スキンケアしてネイルケアして、ワキ毛抜いて、ハミ毛切って、香水つけてエイトフォー噴いて、リップをぬったり、リップサービスしたり。こんなんやってたら勉強するヒマなんかあるハズない。  バカで当たり前です。イヤ、むしろバカのほうがいい。今書いたことを全部やってなくて勉強できても、そっちのほうが痛い。」p.172
・「みんなはもう大丈夫。キミらはたしかにクズで、地球上にとってはまったく不必要な人間かもしれないが、問題はそんなことじゃない。キミを必要としているのはキミ自身です。自分のためにどうあるべきかを誇り高く生きてください。」p.174
・「でも、この連載をするにあたり、本当にたまにですが取材らしきこともしたりして、そこで話を聞かせてもらった女子の人たちのことは、よく覚えています。  その度に、「あー、俺もそーゆー取材をキッカケに女子とヤレるんじゃねぇか」と幼い胸を焦がしたもんですが、現実にはそーゆー感情に到る以前に、あきれたり、あくびをしたり、ビックリしたり、そして何より、"女子ってたいへんだなぁー" と自分が女子でないことにホッと胸をなで下ろしていました。(中略)それ以来、年をとるっていいなぁと実感するようになりました。」p.178
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【食】手打そば 松栄庵 [和食@札幌]

2008年06月11日 22時02分24秒 | 外食記録2008
手打そば 松栄庵(しょうえいあん)[和食@札幌][グルメWalker]
2008.5.24(土)16:45入店(初)
注文 冷たいおそば おろし 880円 + ミニ天丼 500円

 
・清田から滝野方面の山奥へ抜ける道路沿い。ホーマックや東急ストアのある羊が丘通りとの交差点より300mほど奥に入った場所です。
 
・明るく開放的な店内。椅子席が3卓、小上がりが3卓、それとカウンター代わりなのか、8人がけの大きなテーブルが一つとそこそこの広さです。御飯時は外れていたので、客は私だけでした。BGMはJazz。

・そばだけだと物足りなかったのでミニ天丼も足しました。

・大根おろし。せいろそばとの差額は150円。ということは、このおろしが150円。どこでもこんなものでしょうが、ムムム。。。
 
・手打ちのそば。妙にニチャニチャした歯ごたえ。ツユはそば湯を入れて飲む気にはなれませんでした。

・ミニ天丼。具はエビ、カボチャ、ナス、ピーマン、キノコ。
・食べていて思い出したのは、前出の『尋』(室蘭)というそば屋さん。そこで今回と同様のそばと天丼セット(950円)を食べた時は「これなら1500円出してもいい」と思えるほどでしたが、こちらだと「これで1380円はちょっと高いなぁ。。。」と、割高感があります。

  
  
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