魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

地の利

2008年02月02日 | ワイン ~2019年
本日のワインは、

2004 トリエンヌ オーレリアン ブラン
   (仏、白、シャルドネ)

デュジャックとヴィレーヌ(DRC)の造るワインです。
でも正直、ネームヴァリューほど感心したことはありません。
しかし、セール品でしたので飲んでみました。


青い柑橘やレモン、ミネラルをイメージさせるクリーンな香り。
味わいはそっけないです。

時間が経つとそっけなかった味わいも、だんだん深みも出てきます。
とろみも少しと、鉄分や張りのある果実味が姿を現してきます。

やはり若いので本領発揮には時間が必要でしょう。
飲みはじめのインパクトは弱く、美味しいワインとしてのイメージ
も弱いかもしれませんが、それなりに美味しくは飲めます。

このプロヴァンスのワインを飲むと、いくらDRCがらみとはいえ、
名手デュジャックとはいえ、優良なちょっとした?造り手程度に
しか映りません。少なくともスーパースターの造り手とは
思えないでしょう。
やはりブルゴーニュの生産者は「地の利」に恵まれすぎています。

無名の地で名を馳せることの難しさ、大変さはかなりのことでしょう。

コメント
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