魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

容赦なしに濃い、の続編

2008年02月26日 | ワイン ~2019年
「この価格で容赦なしに濃い!」と言わしめたワインの、
新ヴィンテージが到着。さっそく試飲です。

2007 コノスル CS
   (チリ、カベルネ種主体、赤、800円前後)

まず、ラベルが変わりました。自転車です。
このワイナリーが自転車操業しているわけもないのでしょうけど。

またコルクでなくスクリューキャップに変わっています。
開けやすいので、とても好感が持てます。

色もエッジに私の大好きなキラキラの赤紫色。何と美しい!
ワクワクしてきます。(私は若いの大好きなのです)

鮮烈なチェリーやレッドカラント、ミント、微かにバニラなどの香り。

味わいも鮮烈です。やはりこの価格では容赦なしに濃いのでしょうが、
この年は酸が見事に美しい。きれいなラインを与えています。
しっかりとした輪郭と、果実味や酸の陰で支えるタンニンは
うまく引き立て役に回り、エレガントな表情を作ってくれます。

こんな安ワインでもここまで来るか~!と驚きを隠せません。

ただ、タンニンは弱いので寿命はそう長くはないと思いますが、
もともとこの価格ですので、熟成能力や寿命を語る方がどうかしています。
それでも数年は十二分でしょう。

コメント (4)
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