魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

消費税アップへの対策はこれか?!

2013年10月04日 | ワイン ~2019年
消費税が8%に上がることが決まったようです。

年間で計算すると、現在年間10数万円消費税として納税しているのを
8%になると20数万円納税しても(差し出せと言われても)OKとい
うことです。もっとたくさん実際の生活で使う方は30~40数万円を年間
に払うことになるわけです。

多くの国民が支持したのですから、国民の合意としてこうなった訳ですよね。


当店としては自動販売機は10円単位しか受け付けができないので、缶ジュース
の120円の項目を130円に値上げするべきか、そのままで耐えるべきかがとても
悩ましくなることでしょう。(仕入れにはしっかりとかかるので)

零細小売業ではアップ分をお客様へ転嫁するのか、自ら被るのか?が悩みどころ。

みんな困ってるんだろうなあ。


ところでワインですが、チリのワインは日本との2国間の自由貿易協定で毎年
関税が安くなっているんです。2019年には関税0%に。

為替相場が悪くても結構カバーできるんじゃないでしょうか。
ついでにアルゼンチンワインもそう願いたいと思ったりもしますが、日本の
ワインメーカーにとってはますますのコストパフォーマンス悪化となります。

チリワインはこれからどんどん伸びることでしょう。
日本の輸入量第一位になる日も来るかもしれません。




さて、そんなわけで今夜はこれ。






2011 コノスル マルベック
  (チリ、マルベック種、赤、千円未満)

昨日に続き新発売の一番ベーシックなヴァラエタルシリーズ。

濃い色合いに、分厚いベリーや花の良い香り!素晴らしい!
とてもこの価格とは思えない香りがします。
プラム、ブラックチェリーから赤系チェリーまで、焼き菓子やクリーニング
セーター、甘草、火薬など。土というよりは若いのでフルーティー。


味わいは濃厚で丸っこい。角はほぼなくて少しだけスパイシー。やはりとても
この価格とは思えないほどの厚みとパワー。脱帽です。
若いのでジューシーですが、これが熟成するのか?とも思いますが、寝かせる
ほどの価格のワインではないだけに将来像も見えません。

・・・・・ということで2日目へ。

まろやかさも厚みも価格に対しては十分です。
ただ、酸味がやや強めに出ているようです。でも十分楽しめるとは思います
が、酸っぱいのダメとかいう方は・・・(そんな方は最初からワインなんて
飲むなよとも思うのだけれど)やや、ちょっとだけ酸っぱく感じることで
しょう。若いうちに飲んだほうが楽しいと判断します。

でもすごいコストパフォーマンス。

この一番下のシリーズではメルロより、そしてカベルネよりも出来が良いと
思います。価格に対してはブラヴォー!です。

次回の仕入れで入れる予定ですが、コノスルばっかり販売してしまうのも
考えものですよねえ。


コメント
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