魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

3年目の3.11

2014年03月11日 | ワイン ~2019年
本日は3月11日。そう「3.11」ですね。

あれから3年。

まだまだ被災地は復興できていません。これからですね。

にもかかわらず、原発推進だとか再稼働だとか輸出だとか・・・
そんな流れもあったりします。

他人事なんでしょうね。自分の身に災いが起こればもうちょっと思慮のあることを
言うでしょうし、行うでしょう。

たまたま地震が自分の住む街を襲ったかどうか?
原発事故で自分の街を失ったかどうか?
そんな違いだけだったのかもしれません。


まだまだ被災地へ戻るべきか、違う地で再起すべきか、悩んでいる方もたくさんい
らっしゃるでしょう。原発に対し思う方、地震対策に思う方、もとより身内を失い
思いを馳せる方、自分自身の生き方を問う方まで、いろいろですね。

いろんな思いが溢れ、交差する「3.11」です。


現代科学では何の意味もなさないかもしれませんが、多くの人達は「祈ること」を
やってしまいます。
きっとそれは、私を含め、ひとりひとり、人間の無力の証です。



さて、そんな今夜はこれ。





2012 ヴァルモン ルージュ
  (仏、VDP、赤、千円未満)

イチゴなど濃いめの赤系ベリーがきれいですが、ちょっと田舎っぽいかも。
グルナッシュ・サンソーなどセパージュにもよるのでしょうがお手軽価格な香り。

味わいも親しみやすくはありますが、決して格調高さだとか優雅さだとか、そんな
のを求めるべきワインではありません。

赤系フルーツがしっかりとして、フレッシュで、張りがあって、ピチピチと楽しめ
ます。高級感こそありませんが、普段飲みには悪くないかもしれません。

ただ、いまいち感がぬぐえないので採用はしませんが、極めてお手軽ですので、
若いうちなら楽しめるとは思います。

千円未満と書きましたが、実際は700円台ですので、お手軽です。



コメント
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