「ACブルゴーニュ古酒ワイン会」をやってみました。
前からぜひ一度実現させたいと思っておりましたが、これやるには相当な時間が必要でした。
グランクリュもグランヴァンのない、質素なようで実は思いのこもった内容です。
コストパフォーマンスは一切関係なし。
白
1 NV クレマン・ド・ブルゴーニュ(ベルトラン・ド・モンセニー)
少しだけ丸く熟した果実味のするクレマンでスタート。
2 2007 ブルゴーニュ ブラン(ルイ・ジャド)
熟した果実味。バタリーさもあり実によく熟成しております。かなり健闘したと思います。
3 2005 ブルゴーニュ ブラン(ルフレーヴ)
やはりミネラルの壁、厚みがあり、最初は正体が現れにくい。
時間とともにやや開くも、実はまだ寿命があります。
赤
4 2005 ブルゴーニュ ルージュ(アンヌ・グロ)
5 2003 ブルゴーニュ ルージュ(アンヌ・グロ)
同じ造り手のヴィンテージ違い。03は酸が不足でしばらくは良いが、時間が経つとダレそう。
05は案外細身。酸味がしっかりあるため。きれいだが、もう飲んだほうが良い。
6 2002 ブルゴーニュ ルージュ(モンティーユ)
酸味が結構立っていてやや鉄分も。これが美味しく飲めたら本当にブルゴーニュ好き。
やはり短時間で飲んだほうが良いとは思う。
7 2002 ブルゴーニュ ルージュ(コシュ・デュリ)
7年ほど前に飲んだ時に、「2、3年前がピーク」と思ってから・・・7年。
やはり枯れ落ちかけてはいるが、動物、肉的豊富なニュアンスがあり、そこはさすが。
これが2万円もするという現実は恐るべし。
8 2000 ブルゴーニュ ルージュ(エマニュエル・ルジェ)
アンリ・ジャイエが絡んでいるかどうかはともかく、みなさんにルジェやジャイエのスタイル
を感じていただけたことと思います。やはり果実味の質が違い、湧き上がるチャーミングな
明るいフルーツが印象的。もう寿命なんだけど、はかなさもありつつ、それでも
まだまだ出てくる何か。
2、3人でじっくり味わうとまた違うとは思います。このワインも今やレアで高騰しています。
この後、2017 ブルゴーニュ ルージュ(ジョセフ・ドルーアン)を飲み、
タイムトラベルから現実へと戻りました。ドルーアン、良かったと思います。
たまには時間旅行も良いものです。
こんなワインたちを自分の姿に例えると、感じる想いもたくさんあり、まだまだ。もうちょっとは
がんばらねば!と言われたみたいでした。
次回はちゃんとグランクリュも交えて組み立てたいと思います。
いつやるかはわかりませんが、それではまた。