魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

マランジェ(デシュマン・コンタン)

2006年05月18日 | ワイン ~2019年
1998 マランジェ(ルイ・デシュマン・コンタン、赤、仏、ブルゴーニュ)

おいおい、ルイ・デシュマン・コンタンなんてドメーヌ、見たことも
聞いたこともないよーー。
そうですよね。しかもマランジェ(村名ワイン)なんて穴中の穴でしょう。
誰も見向きもしません。穴狙いこそワインの大いなる楽しみ! 2079円。
何とかちょうど2千円くらいで美学を感じることのできるブルゴーニュのピノ。
案外、掘り出し物です。

で、このワインですが、すっごく愛らしいです。
色は薄めで、透けて見えそうですが、健全でへたった感じはありません。
香りもチェリー、カシス系の明るいベリーがピチピチしています。

味わいは軽やかで愛らしくチャーミング。決して悪い意味ではなく、
心地よくするすると入り、その軽やかさを愛でたいくらい可愛いです。

浅田真央ちゃん、福原愛ちゃんくらい、愛らしいかも。
ただ、淡白といえば淡白なのですが、2000円でこれだけの
愛らしいブル・ピノが楽しめれば、そうれはそれで良いでしょう。
今、抜群に飲み頃だと思われます。

ちなみに、少し残った2日目も果実味はしゃんと背筋を伸ばし、きっちりと
保っていました。やるじゃない。

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