googleを使っていると、2014年5月4日は、「オードリー・ヘップバーンの生誕85周年」と大きく書かれていました。
ああ、もしお元気なら、まだ85歳なのですね。
彼女、亡くなって随分経ったように思いますが、今もとても人気のある女優さん。
かわいくて、上品で、きれいで。
もちろん『ローマの休日』が、彼女の代表作。
↑これは『ティファニーで朝食を』のオードリー。実はお隣にわたしがいます。マダム・タッソーにて。
でも、わたしのなかでの、彼女の代表作のひとつは『昼下がりの情事』。
彼女のイメージらしからぬ映画の題名に、最初はどんな映画と、わたしも躊躇したのを覚えています。
もともとの英語名は『Love in the Afternoon』。有名なビリー・ワイルダー監督の作品です。
最初、この映画を見たいと思ったのは、オードリーが出ているからではありませんでした。
わたしの大好きな「ゲーリー・クーパー」が出ているから。
彼って、とても長身でハンサムで、まじめなイメージがありますけれど、コメディがとても上手。
この『昼下がりの情事』も、映画名とはイメージが違う「ロマンチック・コメディ」なのです。
さらに、今回クーパーは初老の大富豪プレイボーイを演じます。おじいちゃんでプレイボーイ。いつものクーパーらしくない役どころが味噌。一方のオードリーは、うぶで可憐な演奏家。いつも大きなチェロを抱えている普通のお嬢さん。
そんなうぶなお嬢さんに、プレイボーイの大富豪が振り回され、最後には本気になってしまう、あるようなないような、夢のようなお話。
この映画に時々現れる「音楽隊」のユーモラスさと、奏でる音楽『魅惑のワルツ』(Fascination)の優雅さ。
オードリーの父親役の名優モーリス・シェバリエの温かさ。
白黒画面が何とも郷愁を誘います。
いつの間にか、オードリー演ずるアリアーヌに自分を投影し、クーパー演ずるフラナガンに恋するわたし・・・ 随分おじいちゃんだけれど・・・、今のわたしにはぴったり!!
えへへへへ・・・。
この映画、ほんといいですよ~。
↑『昼下がりの情事』のシーンとともに、若かりし頃のゲーリー・クーパーの写真も。わたしの宝物。