もともとアメリカの古い映画が好きなわたし。オードリーの作品を見ていたら、次々に手持ちの映画DVDが見たくなってきました。
この映画は、夫が一番好きな映画ということで、彼から教えてもらったもの。
『我が道を往く』。英語名は、『Going My Way』。



このDVDは、Classic Cinema Collection『我が道を往く』。廉価版で、もう販売終了になっています。
でも、もちろん、有名な映画ですから、セルでもレンタルでも簡単に手に入ります。
さて、さて映画ですが・・・。
ビング・クロスビー演ずるオマリー神父が素敵。オマリー神父は、音楽に通じた腕利きの神父。型にはまらない自由なやり方で、教会を支え、周囲の人々を感化していきます。赴任先のかちんこちんに頑固な老神父に対しても、そっと背後から支え、最後の最後には、自分は静かに去って行くのです。
聖書の中に
「自分に命じられたことをみな果たしたら、『わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです』と言いなさい」(ルカによる福音書17章10節)という言葉がありますが、オマリー神父を見ていると、まさにこの聖書の言葉通りの生き方だなと思わされます。
また、ビング・クロスビーはもともと素晴らしい歌手なので、映画の中には素晴らしい歌がちりばめられています。その中でも特に『アイルランドの子守唄』は、素晴らしい。心に残る名曲だと思います。1度聞いたら忘れられません。
とにかくこの映画、特に何も大きな事件が起こる訳でもなく、全体としてのんびりとしています。でも、とってもあったかくて、心に染み渡る映画です。見終わった後の、何とも言えない充実感、満足感を保証いたします。
余談:、『聖メリーの鐘』という映画がありますが、これの映画の続編が『我が道を往く』になっています。『聖メリーの鐘』には、ビング・クロスビーとともに、あのイングリット・バーグマンが出ています。ビング・クロスビーが、映画の中で『ホワイトクリスマス』を歌うとか。実はわたしもまだ見ていません。セルはありますが、レンタルでは見つけられない状態。残念!