忌野清志郎が、癌性リンパ管症のために、満58歳で亡くなりました。
「僕の好きな先生」は、職員室が嫌いで劣等生の生徒の気持ちをわかってくれる先生の歌で、昔、とても好きな歌の一つでした。
そのころの私の部屋は、3階建て校舎の一階にある職員室から離れて、土手に造られた急な坂を3階の高さまで登ったところに建っていました。(旧岩川中学校 技術家庭科室)
木造平屋建ての一部が私の部屋で、そこで授業の合間に珈琲を飲んだり煙草を吸ったりしていました。
部屋にはフォークギターとエレキギター、通販で買ったギターアンプや拾ってきて修理したウッドベースなどが置いてあって、音楽の好きな生徒たちが昼休みや放課後など勝手に弾いていました。
本棚には木材加工や電気技術の専門書に並んで、忍者武芸帳やナウシカなどのコミックや洋画やアニメのビデオが並んでいて、生徒たちは床に座り込んで読んだり、借りて帰ったりしてました。
「僕の好きな先生」は、こんな先生がいいなぁ、こんな先生になれたらなぁと思う自分の気持ちと重なっていました。
忌野清志郎は美術の先生の事を歌ったので、技術家庭科の私の部屋には、絵の具のにおいは無かったけれど煙草のにおいと珈琲の香りだけは染み着いていました。
あのころ吸っていた煙草の銘柄は、ハイライトからセブンスターに変わっていたのでしょう。
ご冥福をお祈りします。[E:bearing]
D E7 A7 D E7 A7
タバコを 吸いながら いつでも つまらなそうに
D E7 A7 D E7 A7
タバコを 吸いながら いつでも 部屋にひとり
Bm A Bm G Bm
僕の好きな先生 僕の好きなおじさん
タバコと絵の具のにおいの あの部屋にいつもひとり
タバコを吸いながら キャンバスに向かってた
僕の好きな先生 僕の好きなおじさん
タバコを吸いながら 困ったような顔をして
遅刻の多い僕を くちかずも少なくしかるのさ
僕の好きな先生 僕の好きなおじさん
タバコと絵の具のにおいの 僕の好きな おじさん
タバコを吸いながら あの部屋にいつもひとり
僕と同じなんだ 職員室が嫌いなのさ
僕の好きな先生 僕の好きなおじさん
タバコを吸いながら 劣等生のこの僕に
素敵な話をしてくれた ちっとも先生らしくない
僕の好きな先生 僕の好きなおじさん
タバコと絵の具のにおいの 僕の好きなおじさん