LOVE モータサイクル 団塊世代のバイクライフ

02年式の古いロードキングで、ツーリングやキャンプを楽しんでいます。

激突  長文です

2010-06-06 21:20:32 | ディツーリング

今日のチャプターツーリングは,熊本県の五木村でした。 Photo

道の駅で昼ご飯をすませて,ゆっくりした後,五木村から相良村につながる川沿いの田舎の道を,50kmから60km位の速度でゆっくりと流していました。

同行のメンバー8人との間隔を200mほど空けて,エボとTC88を積んだ2台のハーレーで,トコトコトコと走らせていました。 心臓の鼓動のような排気音が気持ちいいんです。 (決して,爆音マフラーじゃありませんよ) [E:lovely]

私は,千鳥走行で,「エボ」の斜め後ろ10m程のところを走っていたのですが,緩いカーブを曲がった瞬間,「えっ」と目を疑うような光景が。

右側の川沿いの田んぼのあぜ道に隠れていた大型動物が,バイクの前を突っ切って森に走り込もうとしたんです。

「あ!! しか しか しかだぁ~~~ ぶつかるぅ~~」・・・・・ とても避けるような余裕はなかったでしょう。 鹿がまるで突撃してくるかのように,バイクのフロント部分めがけて,突っ込んでくるんですから。

衝突音はあまりしなかったような気が。でもフロントに激突した鹿と一緒にバイクは路肩側に倒れていきます。

ハンドルやエンジンガード,車体がコンクリートに擦れてガガガガッと嫌な音をたてます。 運転している「うちパパ」は大丈夫か? 大けがじゃないのか?

転倒したバイクは,ライダーや鹿も一緒にゆっくりと回転するように20mくらいも滑っていったでしょうか。  車体は右側を下にして,フロント部分を進行方向と逆方向に向けて停まりました。

無線で「事故事故事故 バイクが転倒 鹿とぶつかってバイク転倒」「すぐみんな引き返して来て」と叫んで,バイクを駐めて現場に走りました。

なんと,運転していた85才のライダー「うちパパ」は,元気に立ち上がっています。 
二人で倒れたバイクを起こそうとするのですが,ハンドル部分が妙に変形しているのか,二人がかりでも起こせません。

そこに,熊本ナンバーの車を運転している若者や,一緒に走っていたバイクの仲間達が駆けつけて,4人掛かりでやっと起こしました。Photo_2
画像はふくあんHPから

仲間の一人に,バイクショップへトラックで救援に来てくれるように連絡をたのんで,バイクを路肩に寄せたのですが,手を離す事ができません。

サイドスタンドが衝撃でちぎれかかってブラブラになっていて,役に立たなくなっています。 
しかたがないので,バイクを支えたままで,大きな石を見つけてくれるようにお願いをしました。

ライダー仲間の山ちゃんがやっと運んできた大きな石をエンジンガードの下に押し込んで,なんとかバイクを駐めることができました。でも,とても不安定ですねぇ。

外観を見てみると, フロント部分やリヤのトランクなどはダメージが大きいのですが,でも「うちパパ」がメインキーのスイッチを入れてセルを回すと,エンジンは難なくかかりました。

ハーレーって,頑丈ですね。 それ以上に,「うちパパ」も怪我が無くて幸いでした。 ハーレーよりも頑丈だと言う伝説ができるかもしれません。

画像の中で,こちらに背中を向けているのが,運転していた「うちパパ」です。


突撃してきた鹿(牝)は,五木村方面に向かっていた通りがかりの車の人が喜んで貰っていきました。 鹿ステーキにでもなるのかしらん?

追記

今日は,さんりんぼうだったのだろうか?

1 五木村に向かうときに,おばあちゃんが単独で転倒してカブの下敷きになっていたのを,助けました。 怪我は擦り傷だけ。

2 鹿の激突  昼間に鹿が飛び出して来るなんて・・・・・

3 帰り,鴨池付近で大渋滞に遭遇。 2重追突事故みたいで,現場検証中でしたが,車のダメージの割には,けが人はいなかったみたい。

4 出発間際になって,友人Kさんの無線機がまったく動作しないとのことで,リタイヤして無線ショップに。 北海道ツーまでに治してね。

5 友人Fさんの無線機は送信はできるのだが,受信がまったくできない。 ツーリングを早めに切り上げて無線ショップに修理依頼に行ったのだが,今日は「休み」なんだそうです。
こちらも北海道ツーまでに治してね。

なんと言う一日だったのでしょうか。