これは高幡不動骨董市で刃単品を購入した。 刃幅36ミリの薄い鉋刃だ。 それを自分で鉋台を作り一枚刃鉋に仕立てた。 樫の木が無く手近の材を使ったが柔らかい材料だった様で 鉋には適さない。 銘の山は文字ではなく山の峰が二つ重なるような絵文字の様な物の下に原と有るので 一応山原としたが これは富士山かも知れない。 それなら富士原となるが どうだろうか。 鉋にしてみたが 一度も使う事は無かった。 使うなら台を作り直す必要がありそうだ。
これは入手の経緯不明。 決鉋で刃幅2.5ミリ 薄いベニヤ板やガラス板を入れる溝を掘るものだろう。 決鉋は溝の幅によってそれぞれ準備しないといけないので何種類か必要になると思う。 以前はこんな物が良く骨董市に転がっていた。 今は余り見掛けない。ほとんどが マニアの手に渡ってしまったのだろうか。 これで溝を掘ろうとするが、材の年輪に邪魔されて上手く真っ直ぐに掘れない事が有る。 やはり道具の調整 使い方の骨があるのだろう。 今は昇降盤で溝を掘るのでこれを使う事はまず無い。 しかし見ると欲しくなりつい買ってしまう。 同じ物を幾つも買ってもしかた無いと思いながらつい手が伸びる。
これは以前 高幡不動骨董市で手に入れた物だ。 特別な物では無いと思う。 面取りの幅を調整出来る定規が付いている。 銘も無いが台下端は磨耗を防止する真鍮板が埋め込まれている。 普通はトリマーで面を取る事が多く、小鉋で軽く面を取る事は有るが、ここに有るような角面鉋で面を取る事はまず無い。やってみると使いこなしは結構難しい。 定規の部分はしっかり調整しないと綺麗な面取りが出来ない事が判った。 こう言う道具は使いこなしのこつを会得するのが大変だ。 家具より大工が柱の面を取る時に使うのかと思う。
この鉋 入手の経緯不明。 自分で手に取りこんな鉋買ったんだと思った。 面白い形の鉋だ。 面鉋の一種だと思うが詳細は不明。 使った事も無い。 台に功刀と焼印が有る。 功刀は山梨に多い苗字なので 山梨から来る業者が持って来たものだろうか。 長い間引出しの中で保管されてそのままになっていた。 しかし使う機会は無さそうだ。
この鉋は東郷神社骨董市で手に入れた。 東郷神社参道まで業者で埋まる盛況の頃の話だ。大体150~160の業者が居たと思う。 道具類も豊富だった。 この鉋は刃幅48ミリだが 台は短くて小鉋の部類だろう。 使い易いサイズだ。 台にも焼印が有り椅子印とある。 割と薄い刃だ。 少し使って見たが 余り切れなかった。 台が乾燥して刃にガタがあるので その影響も有ると思う。 もう一度手入れして使って見たと思う。 椅子を作る職人が使うのに良いサイズなのだろうか。 この椅子の絵が面白いと思っているが。
これは調整定規の付いた蟻作里鉋である。 確か立川の道具屋 日野屋で購入した。 値段は忘れてしまった。 20年以上昔の事だ。 上手く使えるかと思ったが 意外と難しくて上手く使いこなせなかったと記憶している。 それから一度も手にする事も無く引き出しにあった。 まだ新しい物の様だ。 今はトリマーに蟻ビットを付けて作業するからこの鉋の出番は無い。 蟻の凸と凹の両方が一つの鉋で出来るのがミソと言う事だったが確かめずに終わった。 最近 立川の日野屋に行った。 親父はまだ元気で商売していた。 この店は新潟から主に仕入れていると思われる。
先日行った世田谷のボロ市で入手した鑿10本組です。 鑿は色々持っているが組鑿は持っていません。 何時も必要に応じて買っていたのと 骨董市でたまたま見掛けた時に買うので揃った物が無くて欲しかった。 しかし市弘鑿だと骨董でも組で30万とか40万と言う値段が付いていてとても手の出る代物では無い。 これは10本で9千円で手に入れた。 一本が千円以下なのでまあ手頃な値段だと思う。 銘は山弘となっていた。 一本は桂が無くそれで少しまけてくれた。 柄はぐみ柄ではないかと思う。 柄には金栄と刻印が有るしぐみの柄を付けてるから そんな悪い品物では無いと判断して買ってみた。 柄には一部割れが有り交換が必要かも知れない。 買ってから軽く研ぎ直したが、以前は相当耳を立てて研いで有った。 鑿の使い方を知った人が使った物だろう。 そうするとその人はなぜ手放したのだろうか。 切れなかったのか、使い難かったのか、研ぎ難かったのか そんな想像をしているが、いまだ使う機会が無く どの程度の物か判断は付かない。
世田谷のボロ市でこのカメラを入手した。 コニカの古い一眼レフカメラで以前は銀塩カメラの中古を売る店も多く出店していたが、今は余り見掛けない。 業者の段ボール箱に数個のカメラが有り その中にこれもあった。 シャッターも切れるし特に問題ない様に見えるがファインダーを覗くと黒い陰が見える。 ペンタプリズムが腐食しているらしい。 まあピント合せには支障は無いと思うが気にはなる。 1000円でゲットした。 レンズは少し拭き傷は有るがカビは無い。 余り使われた形跡も無く 撮影には支障ないと思う。 レンズはHEXANONf1.8/52ミリが付いている。 定評あるHEXNONレンズなので 良い写真が撮れるはずだ。 少し暖かい季節になったら試写を行って見よう。
先日このカメラを持って試写に出かけた。 調子良く撮影出来ていたのに、11枚目で突然シャッターが下りなくなった 。 色々試したが駄目だ。 仕方なくフイルムを抜き取り持ち帰った。 分解して中を見て驚いた。 撮影枚数を示すカウンタ窓部分に、軍艦部裏から貼りつけた透明セルロイドがはがれ落ちて 中のシャッター機構を動かす部品に挟まっていた。 だからシャッターが押せなかったのだ。 ついでに中を清掃しオイルをさしスポンジを貼り替えて整備した。 やはり色々問題が有るものだ。
先日このカメラを持って試写に出かけた。 調子良く撮影出来ていたのに、11枚目で突然シャッターが下りなくなった 。 色々試したが駄目だ。 仕方なくフイルムを抜き取り持ち帰った。 分解して中を見て驚いた。 撮影枚数を示すカウンタ窓部分に、軍艦部裏から貼りつけた透明セルロイドがはがれ落ちて 中のシャッター機構を動かす部品に挟まっていた。 だからシャッターが押せなかったのだ。 ついでに中を清掃しオイルをさしスポンジを貼り替えて整備した。 やはり色々問題が有るものだ。
先日行った世田谷ボロ市で手に入れた鉋だ。 通りの中程に露天を出す業者は陶器と鉋のボロを箱に入れて置いていた。 殆どは使い込んで雨に当たったのか相当錆びた鉋ばかりだった。 これもその一つだが 若干増しな方だろう。 台は割れているから使えないかも知れないが、刃はまだ使えそうだ。 これで千円だった。 銘は秀斉と鏨で掘り込んである。北辰流正国作となっている。 取敢えず錆を落として 研ぎ直して見た。 まだ使って無いので 切れ味は不明。 台の痛みが酷い。 台は完全な正目取りで だから割れたのかも知れない。 富士武台と刻印がある。 感じからすると三条当りで作られた物かも知れないが不明。 台頭をネジで上手く止められれば 台を修正して少し使って見たいと思う。
東京は快晴の様だが日本海側は大雪らしい。 典型的な冬型気候だ。 朝は寒く東京でも氷がはる。 家でぐずぐずしていたが、天気も良いので世田谷のボロ市に出かけた。 昨年末は忘れて行きそびれたからだ。 相変わらずの混雑で人出は多い。 ボロ市は長い歴史有る市と言うが 今はその目的は失われ完全なお祭りとなっている。 生活必需品を売る市では無く、骨董屋 衣料品 食料品を売る店が軒を連ねる。 その雰囲気を味わいに 皆 見物に出かけて 楽しむと言う構図だろう。 ボロ市保存委員会が有ると言うからには 廃れてなくならない様に盛り上げるのが 現状と言う事だろうか。 今回はカメラ1台と鑿10本組と鉋1丁を買った。 その内に徐々に紹介しようと思う。 写真は代官屋敷前のボロ市横断幕である。 晴天で青い空が気持ち良い。