先日 連休最後の日に 東京国立博物館で開催されている 国宝 土偶展を見に行って来た。 当日券 800円で入場できる。 なかなか面白い展示だった。 海外でも展示して 大変評判となったと聞いている。 土偶の中でも 国宝が三点勢揃いしており、今が見るチャンスだと思う。 国宝は 縄文のビーナス(長野県茅野市棚畑遺跡) 合掌土偶(青森県八戸市風張遺跡) 中空土偶(北海道函館市著保内野遺跡)で ほぼ完全な形で大きさ、作りも他を圧倒して立派だった。 しかし縄文人の造形感覚は我々とは違う物だと感じた。 こう言う物は私には作れない。 会場を出た所で 粘土の土偶のおもちゃらしき物を売っていたが、全く似てないし土偶には失礼と言うしかない物だ。 同時に展示の本館内を廻ったが 刀剣 童子切り安綱 の太刀が展示されていた。 細身と感じるがすばらしい太刀だった。 これは一見の価値がある。
今から約20年くらい前の事になるだろうか。 母親の実家では梅ノ木を栽培していた。 それは白加賀と言い 6月には大きな粒の実を付けた。 とても香りが良くて 梅酒にすると美味しい物が出来た。 しかし人手が足りず 栽培が難しくなったので 梅の木を伐採した。 その時に根元の太い部分約40センチを 丸太にして残した。 直径は30センチ程度有っただろうか。 我家の物置で転がっていた。
今年ある日にその丸太を四つ割にした。 それがこの梅材である。綺麗な色をしている。 長く丸太で置いたので乾燥で深く割れが入り材として使えるかどうか判らない。 この材から丸棒を作り 出来ればリコーダを作りたいと思っている。今は材を乾燥させている所だ。 上手く笛が作れれば良いが どうなるか判らない。
今年ある日にその丸太を四つ割にした。 それがこの梅材である。綺麗な色をしている。 長く丸太で置いたので乾燥で深く割れが入り材として使えるかどうか判らない。 この材から丸棒を作り 出来ればリコーダを作りたいと思っている。今は材を乾燥させている所だ。 上手く笛が作れれば良いが どうなるか判らない。
これは 角面鉋だろう。 面の幅を調整できるのがミソだと思う。 確か高幡不動骨董市で手に入れた。 昔はこんな物は良く出ていた。最近余り見かけない。 台の裏には 磨耗を防ぐ真鍮板が貼り付けてあった。 最近出して少し使って見た。比較的具合良く削れた。 ガイドとなる自由定規が乾燥で少しねじれていた。 修正しようと思ったが、大変なので そのままにして別のもので仕上げた。 そのままずっと保管して置いた。 時間が出来たら狂いを修正したい。
この鉋は何処で入手した物か思い出せない。 余り使って無い物の様だ。 多分板剥ぎに使った物だろう。 台の右側が左側より若干幅広となっている。 台の右側面を下にして木端を削る時 台の磨耗に対応する為に、若干厚めにしていると思う。 多分刃を研いで保管して置いたが 一度も使った事は無いと思う。 勿体無いことだ。
年も明けて今年は何をやろうかと考えた。 そうだ今まで出来なかった楽器を作って見よう。 私は以前から 少しリコーダを独学でやっている。 多少は演奏も出来る。 だからリコーダを作ったら良いだろう。 そこでネットで検索する。 まずは古い楽器の寸法図面が必要だ。 全音楽譜出版社から フレデリック・モルガンが作図したリコーダの図録が出版されていた。 だが今は在庫も無い。 ネットで検索すると 桐朋学園大学付属図書館に蔵書が有った。 そこで仙川まで出向いて登録して 借り出してコピーを取った。 それが写真の物だ。 どの程度の部数を印刷したか判らないが、たいした数ではないだろう。 蔵書検索で公の所では見つける事は出来なかった。 図面が入手できたので後は 中古旋盤の入手とリーマ作りの研究に掛かる。 何時完成するか判らない。 材料は持ってるから あわてずじっくり1年掛けてやろうと 思う。 随分お宅な趣味だ。 それでも木工に関係するから良いだろう。
これも東郷でまとめて買った鉋に中の一丁だ。 刃幅は二寸有る。 これも台の反対側に際鉋として使う穴が掘ってある。 押え溝が裂けて 反対側に平鉋の穴を堀り直した物らしい。 これも裏が錆びている。 正孝の刃は研いだ感触では切れそうだが 使った事が無い。 錆びて裏が出せないから 使えないのは残念だ。
やはり 同じ職人が使っていた物だろう。 この鉋が気にいたのかも知れない。それを出してしまうのは勿体無い。 仕事を廃業でもしたのだろうか。
やはり 同じ職人が使っていた物だろう。 この鉋が気にいたのかも知れない。それを出してしまうのは勿体無い。 仕事を廃業でもしたのだろうか。
これも東郷神社骨董市で山梨から来るという業者から手に入れた。 台は油台ではないかと思う。 値段は千円だったはずだ。 古い話になる。 台や刃を見ると古い物の様に思う。 ちょっと研いで見たが切れそうだ。 台下端の刃口が開きすぎている。 これでは逆目が立ち易い。 少し使って見たが すぐ引き上げて そのまま保管して置いた。 出して見ると台に白いカビが付いていた。 拭き取って油を塗り整備した。 使ってやりたいが 使う機会が無い。 長台を使う事は殆ど無いからだ。
時々引出から出して 研ぎ直して使って見る。 どうも思わしくない。 すっと軽く切れない。 一応削れるのだが 引きも思い。 がっかりしてまた引出に仕舞う。 その繰り返しになる。 割と薄い刃で多分 古い物だろうと思う。 これは一枚刃鉋だしもう少し軽く切れても良いと思う。 前の持ち主もそう思いながら諦めて放出した可能性も有る。(2018/10/31)
時々引出から出して 研ぎ直して使って見る。 どうも思わしくない。 すっと軽く切れない。 一応削れるのだが 引きも思い。 がっかりしてまた引出に仕舞う。 その繰り返しになる。 割と薄い刃で多分 古い物だろうと思う。 これは一枚刃鉋だしもう少し軽く切れても良いと思う。 前の持ち主もそう思いながら諦めて放出した可能性も有る。(2018/10/31)
これは二寸の平鉋だ。刃幅は75ミリある。 やはり二寸は幅が広く手が大きくないと握り難い。 この鉋は東郷神社骨董市でまとめて買った鉋の一つだ。 台は鉋刃を入れる部分が裂けて駄目になったので、反対側に穴を堀直して刃を据えたものだ。 裂けた部分は切り取って そのままでは台が短いので、後から自分で台を継ぎ足した。 普通はそんな事はぜずに 台を作り直すだろう。 自分では台が上手く掘れないのでそうしてみた。 正孝は時々見る銘だ。 私も他にも持っている。 裏刃は共裏ではなく、久道と有った。 しっかりした作りの物だ。 刃は使われて無かったせいか、錆が酷かった。 裏も錆びて 上手く裏が出せない。 一応研いで台に入れて そのまま保管して置いた。
今日は天気が良く それ程寒く無いようだ。 思い立って三浦半島水仙ロードまで水仙を見に出かけた。 海辺は風が強くて まともに歩けないほどだった。 久し振りに京浜急行で三崎口まで行き、その先バスで移動した。 三崎港で昼飯にマグロのずけどんを食べた。 そこから城ヶ島まで行って、島内を歩いて見た。 まだ正月明けでも有るし、風は強いし 殆ど観光客は居なかった。 それだけ人が少なくてよいが、少し寂しい。 お店も閉まっている所が多い。 写真はうみう展望台から白波の立つ海岸線を撮影した。 ウミウかどうか判らないが 鳥も風に乗って殆ど羽ばたかず飛んでいた。 久し振りに海を見た。 潮風にあたり 少し長めの散歩をすると気分は良くなる。
刃幅68ミリの長台際鉋だ。 台はもう20ミリ程度の薄さで 手でつかみ難い。それにも増して刃は使い込まれて 台にもぐり込んで頭も叩けない程だ。 まあ使い切ったと言う事だろうか。 際鉋らしいが 台を見ると右脇も左脇も面を取って有った。 最初は 私もうっかりして刃の端を斜めに削り落としてしまったが、考えたら 際鉋なので 右端は落としては駄目だった。 これを正規に直すには刃を相当削り落とす必要が有るから そのままにしている。 銘 山正は時々目にするので 結構使われていた鉋なのかも知れない。 台は樫では無く 桜の様に見える。