さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

中国最北西部のホテルへ到着する

2012年09月05日 |  新疆ウイグル



ウルムチから500kmあまりの長旅を終え、ようやくバスは中国最北西部の
ホテルへ
到着した。まだ真昼間のようでしょ?時間は19時を過ぎているのです。
広い中国の西部ですから、北京より2時間近く日の入りが遅いのです。



窓はこのように2重になっています。冬はものすごく寒いのだろうな、と想像する。



夕食タイムとなりました。中国ですので円卓。これが団体で知らない人同士が
一緒に食べるのです。中国人はお皿がきたらお茶を少し注いでそれで洗う!

        (最初から洗ってきれいなやつを出してこいよ…)

その洗ったお茶はどうするんだ?私はよくわからず、窓の外にバッと棄てましたがw



お料理はこんなもんが定番。何度食事をしても似たようなものでした。

英国に住んでいれば泣いて喜ぶ内容ですが、日本に比べて物価がずっと安い
中国では、私は常に高級レストランを選びます。なのでちと不満足(^益^;

中国人は取り箸を使う習慣がないので、知らない同士がズカズカと自分の箸で
つついて取ります。きれいなお嬢さん方と食べるのなら嬉しいものがありますが、
別にそんなこともない団体なので、微妙な気持ちになります^^;



私は旅行をすると、必ず地元の酒を飲みます。せっかくなので、いいやつを
試します。新疆ウイグル自治区はワインが名産なので、ホテルについたら早速
ぐびぐびやってやろうかと楽しみにしていたのですが、到着してみれば大変
しょぼいお宿( ゜Д゜)y-~~

チェングォに「ワインはないのか、せめて質のいい紹興酒でも」と聞いてもらい
ましたが、「ナイw(゜゜)w」とのこと。

おいおいおいおいおいおい!旅行先ではどんちゃか飲まねーのかよ、中国人!

ぐええええええ、とへこんでいたら、チェングォがこのように缶ビールを買ってきて
くれました。


           生あったかい・・・ il||li _| ̄|〇 il||li


一本3元とか5元(40~60円)だったりするのです。。。



*ところで、この旅から帰って来て、あちこちから「大丈夫だった?」と聞かれます。
「反日デモとかあったんじゃないの?」と言われたりするわけです。この広い大陸で
中国人は13億人いるわけですが、どこかで3000人くらいがやっているという話は
聞いていても、それに出くわす可能性は大変に低い。それに日本人が襲撃された
という話は聞いたこともないし。だいたいほとんどの人はそういう反対運動を無視
しています。

 まあ日本でもちょろちょろありますね。お台場で反韓流ドラマのデモだとか、
チマチョゴリが切られたり、中国大使館に弾丸が送り付けられたり?いちおう
日本は大丈夫ですよ、と言えればいいですね。

 新疆ウイグル自治区は、ある意味で沖縄や北海道に似ています。近代になって
大国に吸収合併された少数民族の地域です。チェングォの友人はイスラム教徒
のウイグル人ですが、アイヌや琉球民族のように差別されたり虐げられたりして
いる現状は特に感じられませんでした。基地の騒音もないし外国軍の犯罪に
苦しんでいることもないし。沖縄に本土の人間が観光で行っても、表面上は
地元民が「いらっしゃいませー」というのと同じですね。

 今年の5月、東京で世界ウイグル会議代表大会が開催されました。なかには
独立をめざす方々もいるようです。万が一ウイグルで過激な運動をしている方々
がいたとしても、日本人なら歓迎されるでしょう。なにせ日本で主催したウイグル
会議には石原都知事、平沼、田母神さんなどが列席し、靖国神社に連れて
行ったそうですから。構図としては中国の敵で、ウイグルの味方となります。

 中国が対抗して、北京で琉球、アイヌ解放会議を開催したらどうなるんだ?
そんなときに中国人が沖縄に行っても危険はないでしょう(笑)。

 大国に吸収合併されてひどい目にあっている少数民族を助け、各民族の
自決権を回復しよう、という方針なら私も賛成です。ただし、喧嘩をふっかけたい
相手を挑発するためには何でも利用し、その論理を自分の国では知らないね、
というような恥ずべき行動ならば、とことん軽蔑して反対するしかないでしょう。