
前日の記事の中で、土居年樹さんのコラムで『大阪万博が開かれるまで、阪急千里山は終点駅でした』とあるように、千里全体にとって大阪万博は、何時までも誇れるエポックだったのですが、千里山にとっては街が通過点になってしまう案外寂しい出来事だったのかも知れません。
マンホールは写真のモノクロの他にカラー版が主に繁華街などに見られ、何パターンかあるという事です。千里山にもカラーの所があるのでしょうか? もしご存じの方は情報をお寄せ下さい。それは正式に「千里山フェチズム」に数えたいと思います。(吹田市の街興しで、“「太陽の塔」マンホールに色を塗ろうキャンペーン”を提案します!!)
ところで、マンホールに魅せられた人達のWEBサイトやブログも多く、情報コミュニケーションも活発です。何が人をマンホールに惹きつけるのでしょうか? その理由として、これが鋳物で造られている事は大きいと思われます。僕はエクステリアの鋳物門扉のデザインも手掛けた事がありますが、やはり他素材のものよりも高級品になりますし、工業製品でありながらマニュファクチュアルな味わいを深く感じさせます。
ちなみに千里山で仲良くさせて頂いているT婦人は、大阪屈指の鋳物製作所からお嫁に来られて、ご実家では当時府下のマンホールを一手に製造されていたとお聞きした事があります。残念ながらご実家は時代の流れで廃業されてしまったようですが、貴重な資料などはまだ残っているという事でした。何か面白い情報が発掘できるかも知れません。