千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

土居年樹さんのコラム・続編

2006-03-19 00:36:32 | 千里山人(ちさとのやまひと)
先週、千里山人(ちさとのやまひと)で紹介させて頂いた、天神橋筋商店連合会会長の土居年樹さんの、産経新聞夕刊の連載コラム「街商人(あきんど)のつぶやき」の続編にあたる「国際平和、ボランティアで活性化」が、期待通りに掲載されましたので、今回も全文を引用させて頂きます。

往年の風情が残っている千里山の商店街の坂道をのぼりきると、噴水が今も健在でした。まわりでは、地域のお世話をされている人たちが千里山の「ええとこ」をパネル展示したり、食材を販売されたりしていました。
そしてその周辺でフリーマーケットをしている若いお母さん方に出会ったんです。彼女達は千里に住む田川さんを中心にボランティア活動をしているメンバーです。
「どんなボランティアをしてはんのん?」
聞いて驚きました。
ドイツに『国際平和村』というのがあるそうです。戦争で傷ついた子供たち(ほとんどが中東地域)を預かる施設だそうですが、数年前に田川さんはそこを訪問し、戦争で犠牲になった子供たちを目の当たりにして大きなショックと感動を受けたというのです。
人間として生まれてきた子供たちが、心にも体にも障害を受け、人間として生きていけないことに大きな憤りと悲しみを感じた田川さんは、戦争を絶対に許すことができないという思いと同時に、この子たちのために、
自分に何ができるかを真剣に考えたそうです。
「この子たちのために多くの皆さんから浄財を集めよう。そして自ら国際平和村で奉仕活動をしよう」
千里山で喫茶店を経営している田中さんと知り合ううちに、この活動が街の活性化にもつながればと、ここを拠点に活動しようと決めたそうです。

千里山.NETの基本コンセプトに“グローカル”という考え方があります。これはローカルとグローバルを合わせた造語で、ローカルなこだわりや活動がそのままに、グローバルな価値観やネットワークと直結されているということを意味します。ペイフォワード倶楽部の田川さんも千里山の街で活動を続けながら、より世界平和の大切さを確認すべく、現在ドイツでボランティア・スタッフとして奮闘しています。再度エールを送りたいと思います!!

土居年樹さんとの交流天神橋筋商店街