最近日本の桜の名所が危機に陥っているというニュースも聞かれます。戦後直ぐの頃から日本中に復興を彩るものとして広がっていった桜が、段々と老齢化していくにつれて細菌に冒されやすくなったり弱っているようです。適切な処置を施すにも相当な費用と樹木医のような専門家の手を必要とします。
例えば千里山の桜の木も団地のものだと50年ほど経っていることになります。一般に桜(ソメイヨシノ)の樹齢は60年が区切りと言われているようですので(処置をすればこの限りではないようですが)、団地の再開発とは別に老樹化の問題は住民にとっても、一つの地域環境の保護継承ということになると思います。
桜の季節になるといつも思うのですが、桜ほど季節を感じさせてくれる樹木はそう無いのではないでしょうか。これからの初夏の新緑や紅葉や落ち葉の美しさでも楽しませてくれます。そんな千里山の桜をずっと楽しみたいものです。
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