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「おやじバンド」の本

2009-04-24 00:08:56 | 作詞・作曲

 最近はあまり話題性も無くなりましたが、以前は良くいわゆる「おやじバンド」を始める人達のことが色んなメディアで採り上げられていました。中高年になってから楽器初心者はもちろん、青春時代にちょっとギターやボーカルを囓ったとか、或いはバリバリやっていたといった人達が、再び楽器を始めたり同好者や昔の仲間とバンドを組んだりしています。
 しかし家の奥にしまってあったギターを何十年ぶりかで引っ張り出し、意気込んでいざ弾き始めようとしても、なかなか青春時代の感覚は戻ってきてくれません。しかもレコード・プレイヤーやカセット・デッキに張り付くように、時間を忘れて音コピーをしていた情熱や根気はもう残っていないと思います。
 そこで救いとなるのが現代の利器ということで、楽器練習のための機器やパソコン・ソフトなどの環境が昔とは雲泥の差なのです。例えば機器としては市販CDを掛ける時にギター・ソロのパートを除いたり(パート・キャンセル)、楽曲の音程を変えずに演奏スピード(テンポ)を遅くするなど、CDの演奏との共演やシミュレーション練習が行えるものがあります。またパソコンの音楽編集ソフトを使って、有名なギターアンプの音風にエフェクトをかけることも手軽になりました。
 この「おやじバンド」の本は楽器の本当に初歩的な知識はもちろん、そのような現代の恩恵的な情報を分かりやすく教えてくれるもので、これから楽器をまた始めてみようという人達にはとても参考になると思います。

※ そのカラオケを想わせる楽器練習用の周辺機器として紹介されているのが、TASCAMのCDギター・トレーナー「CD-GT2」で、ギター用の他にベースやボーカル用のバージョンが、それぞれ色違いでラインナップされています(またCDではなくMP3のような音楽データがあれば、同じように練習ができる最新の機器も、TASCAMから製品化「MP-GT1」されています)。

おやじばんどの第一歩 ~ギターを引っ張出して復活しよう (STYLENOTE LIVEBOOKS)
目黒 真二
スタイルノート
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