今日は秋の天気の中にも少し汗ばむ程の気温でしたが、もちろん土用の丑の日のような暑さではありません。しかし、千里山駅から噴水までの坂道脇にある仕出し料理店「魚伊」では、お昼前から鰻の蒲焼きの匂いを辺りに漂わせていました。
大型連休が続いた所為で久しぶりに行ったので、木曜日は日替わり定食が丼物の日だということを忘れていました。僕は普段は親子丼定食(650円)を注文するのですが、今日はお姐さんが店の前で一生懸命に焼かれていたので、つい勢いで鰻丼定食(800円)を頼んでしまいました。夏の盛り以来の鰻です。
食欲の秋と言われ何でも美味しく感じるのは、多くの食べ物が実りの時季を迎えるからですが、鰻には果たして旬はあるのでしょうか。土用の丑の日に鰻を食べる習慣は、平賀源内が丑の日に“う”の付く食べ物(梅干しなども)を薦めたことからと聞いていますが、それでは旬という分けではないでしょう。梅田の鰻専門店は年中営業していますし、やはり寒くなるほど鰻も脂がのってくる気がします。
それはさておき、初秋の鰻丼定食もやはり美味しかったです。