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音楽と数学

2013-02-20 00:00:44 | 作詞・作曲

 先週土曜日のNHK「頭がしびれるテレビ」で音楽と数学の不思議な関係を放送していました。
 先ず『上を向いて歩こう』やビートルズの『ハード・デイズ・ナイト』、そして坂本龍一さんの『戦場のメリークリスマス』など多くの大ヒット曲が作られている、ペンタトニックという5音階で構成されるメロディーが採り上げられ、作曲家の服部克久さんがその魅力を語っていました。
 ペンタトニックは色々なタイプがあるのですが、特にヨナ抜きペンタトニックと呼ばれる「ドレミソラ」で作られるものには、日本人は懐かしい感じを受けるそうです。その理由として明治・大正時代の唱歌の多くがヨナ抜きペンタトニックを使って作られたためのようです。
 番組ではヨナ抜きペンタトニックの「ドレミソラ」の5音に秘められた、周波数の比率を捉えて数学的な理由があることを証明していました。
 もっとも歌謡曲やJ-POPなどでは単純にヨナ抜きペンタトニックだけで作られる分けではなく、Aメロやサビなど部分的なセクションに使ったり、逆にポイント的に1音だけヨ(4度のファ)・ナ(7度のシ)を入れて新鮮さを出したりと工夫されるのが普通です。
 先日ご紹介したNHK教育「亀田誠治音楽専門学校」のように、最近は音楽の魅力を音楽理論的に一般の人にも分かりやすく解説する番組が増えているように想います。

※ ピアノの黒鍵だけを弾けばヨナ抜きペンタトニックになります。