以前ご紹介した『反逆の日本経済学』の著者で産經新聞特別記者・編集委員兼論説委員の田村秀男さんに、僕のオリジナル曲『デフレンジャー BJ』をぜひ聴いて頂きたくて、音源と歌詞などを添えてお手紙を差し上げていたところ、励みになるお返事と一緒にサイン入りで最新刊の新書を贈呈して下さいました。
著者の日本経済新聞ワシントン支局特派員記者時代の、プラザ合意に関わる華々しくも反省も多いエピソードから始まり、最後には新しく新聞記者を目指している若者や、古巣の日本経済新聞へのメッセージで締められた、メディアの責任と使命感に溢れた内容の本で、面白い小説のように一気に読ませます。
かつてエースと言われた経済記者の目を通して、記者クラブをめぐる官僚や企業との相関性や、新聞社内部の記事の掲載・発表にいたる密かな攻防などがリアルに描かれ、メディアの影響力の強さと当然にそれを利用しようとする財務省や日銀(官僚)と新聞社(記者)との関係にも興味深いものがありました。
経済記者や経済官僚が本当に経済のことを知らないと、ご自身の過去も照らして正直に書かれていたのには驚きましたが、その自“遜”心がある限り国民の役に立つ素敵な記事を書き続けられるだろうと期待しております!
![]() | 日経新聞の真実 なぜ御用メディアと言われるのか (光文社新書) |
田村秀男 | |
光文社 |
☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!
![]() | デフレンジャーBJ |
コバタイサオ : 歌詞 | |
LIP-FLY |