続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ボランティア。

2011-05-06 07:08:09 | 日常
 日赤の募金集めも既に十五年・・・十五年も経つと、遠慮するご家庭には伺わないし、好意的に迎えてくれる家ばかりなので本当はすごく楽なはず。なのに訪問前は肩が気も重く肩が凝る。小心者の所以。

「うちの婆さん、階段から落ちてから、ボケが入っちゃって」とこぼしていた老人「わたしも90を超えまして」とも言い、すっかり足腰もお弱りの様子・・・。
 伺ってみると、奥さんは窓際にソファに腰をかけてこちらを見ていたけれど、出て来たのはヘルパーさん。少しのやり取りのあと、大きな声がして・・・「ああ、思い出した、ご苦労さんね。」と、奥さん。
 去年は「上がっていきなさいよ」と声をかけてくれたけど「こちらが一番始めで、これからですから」と挨拶したことをこちらも思い出した。

 一年一度のご奉仕・・・高齢化も進んでいく。
 何軒かは話し込むのを覚悟していく。
 話し込むというより訪問先のお話をゆっくり聞かせてもらう時間。

 お元気でいるだろうかと心配して訪ねると、反対に「あなたの姿が見えないのですごく心配しました。入院でもしたのかとあなたの家の前まで行ったら、ベランダに布団が干してあったので・・・」と。

 ああ、わたしのことを心配してくれる人がいる!

 それだけでも、嬉しいこと。
《情けは人のためならず》・・・つくづく実感。

Re『武蔵野』281。

2011-05-06 06:59:54 | 国木田独歩
 見給え、其処に片眼の犬が蹲っている。この犬の名の通っている限りが即ちこの町外れの領分である。

 見給其処片眼犬蹲犬通限即町外領分

☆幻の杞憂、鬼(死者の魂)を書く。
 変(戦争)を含み、兼ねて存(保っている)。
 検(しらべて)明らかになるものは、two(二つ)。
 現われ、測(おしはかる)重なった我意は、両(二つ)の文である。

『城』473。

2011-05-06 06:44:48 | カフカ覚書
「その華奢な手でね」と、Kは、なかば問いかけるように言ったが、相手にお世辞を言っているのか、それともほんとうにこころを動かされたのか、自分でもよくわからなかった。

 Mit・・・手段。
 華奢/zarten→zuraten/(ある人に)忠告する。
 手/Handen→Handel/争い。
 問う/fragend→flagge/うわべを偽る。
 お世辞を言う/Schmeichelte→schmachten/喘ぎ苦しむ。
 こころを動かされる/bezwungen→bezwingen/(怒りなどを)抑える、抑制する。

☆「この争いを忠告する手段」と、Kは、なかばうわべを偽っているのか、ほんとうに喘ぎ苦しんでいるのか、それとも(怒りなどを)抑えているのか、自分でもよく分からなかった。