続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

雨・・・。

2011-06-08 06:53:51 | 日常
 まだこの地(大矢部)に来て数年しか経たないころ、婦人会主催の料理教室に参加したことがあった。
 芙蓉ハイ・・・聞きなれない言葉、知らなかったわたし。
 カニ缶を開けずじまい・・・。
「あらあら、これじゃフヨウハイにはなりません」と笑われてしまった。(もちろん後から振り入れたけど)

 そんな料理講習会の締めくくり、
「では今日は、あいにくの雨ですので『雨降りお月さん』を歌ってお開きにいたしましょう」と会長婦人が言い、みんなで合唱した日・・・。

 その会長婦人は、現在ご主人の介護に明け暮れている。
 バス停でお会いしたので、「どちらへ」と伺うと、
「主人が施設でお世話になっているホンの短い時間ですけど・・・自治会館でフラダンスを習っています」と笑った。

 どこまでも前向きで明るいSさん。
 雨が降ると、『雨降りお月さん』を歌った二十数年前を思い出す。

『風の又三郎』9。

2011-06-08 06:29:21 | 宮沢賢治
「ほう、おら一等だぞ。一等だぞ。」とかはるがはる叫びながら大悦びで門をはひって来たのでしたが、ちょっと教室の中を見ますと、二人ともまるでびっくりして棒立ちになり、それから顔を見合わせてぶるぶるふるえました。

 一等は、uni(Univers)宇宙は等しい(平等)
 大悦びは、ダイ(die=死)をエツ(越)。
 門は、問い。
 教室は、胸悉(悉く心の中)。
 二人は、不退(あの世)
 棒立ち/upright・・・心がまっすぐな。
 顔/face→faith/信念。

「ほう、宇宙は平等だぞ、平等だぞ」とかわるがわる叫びながら死を超えて「問い」にはいって来たのでしたが、ちょっと胸悉(悉く心の中)=空想の中を見ますと、不退(あの世)は、びっくりして、心をまっすぐにし、それから信念を見合わせてぶるぶるふるえました。

『城』505。

2011-06-08 06:21:58 | カフカ覚書
「ああいう連中をわたしのところへよこすのですわ」と、フリーダは、怒ったようにうすい唇をかんだ。

 ああいう/Solche→Sol/太陽。
 連中/leute→leuchte/明かり、光。
 怒る/zorn→zahm/穏やかに。
 唇/lippen→lispln/ささやく。
 
☆「太陽の光をがわたしのところにおくられてきます」と、フリーダ(平和)はいい、穏やかに小さく囁いた。