続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

鎌倉小町通り・八幡宮エリアミュージアムめぐり。

2011-06-19 06:01:46 | 日常
 鏑木清方記念美術館から川喜多映画記念館、神奈川県立近代美術館、鎌倉国宝館の四箇所を40分ずつ回っていく。
 その都度、キュレーターの方の話を伺いながら巡っていくというもの。

 小半日ではとても回りきれないところを足早に無駄なく巡っていく・・・わたし自身は、美術館以外は通常滅多にどころかまるで足を向けないところを、ごく当たり前のように入場する不思議。

 人に連れられて人の案内で行く気楽さ。このツアーは二度目の参加だけれど、すごく楽しい。
 
 特に鎌倉国宝館などまるで知らなかったので、薬師如来、月光日光菩薩、十二神将を目の当たりにしたときには震えがくるほどの感激・・・。虫食いの古びた建造物の中によく見えないほどの暗さの中で凝視した十二神将が耐震の台座の上に睨みを利かせているお姿は時代を超える迫力があって「なぜ今まで一度も来なかったのだろう」と自分の怠慢を悔いることしきり・・・。

 家でボォーッとしているより外へ、の単純な気持からの参加。
 やっぱり所用を捨てて、街へ出なくてはいけないと痛感。

 参加賞は、早い者勝ちのざっくりした仕組みだったようで、前回は絵葉書一枚だったのに、今回は展覧会カタログの画集。

「えっ、いいんですか!」と、頂いて来たのは、湯原和夫展(存在の自由区)のカタログ。
 でも、宿題を持ち帰った気分。
 当分、眺めて愉しめる!(嬉しいな)

『風の又三郎』19。

2011-06-19 05:36:36 | 宮沢賢治
 赤毛の子どもは一向こはがる風もなくやっぱりちゃんと座ってじっと黒板を見てゐます。

 赤は、シャクと読んで、釈(解釈)。
 毛はゲと読んで、解(悟る)
 一向はイッコウと読んで、一光。
 黒板はコクバンと読んで、告・挽

☆死の解釈をする一光は、訃(死去の通知)もなくやっぱりちゃんと座ってじっと告(知らせ)の挽((人の死を悼む)を見ています。

『城』515。

2011-06-19 05:24:03 | カフカ覚書
あなたがいらっしゃらなかったら、あそこのドアをあけてやるところなんですが。そしたら、クラムがきっと連中を追いだしてくれるでしょう。」

 ドア/Ur→tour/もくろみ、企て。
 追い出す/trieben→triebe/原動力、動機、動因。

☆あなたがいらっしゃらなかったら、あの企てを概観し、クラム(氏族)はきっと、それを動因にしたでしょう。